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星野源「口づけ」
今日の曲は、星野源の「口づけ」。
作詞・作曲は星野源。
3回目の登場の源ちゃん!
ホントに好きだ...
星野源の音楽性は、J-POPや洋楽だけではなく、ブラックミュージックから派生したソウルミュージックやR&Bなどの多様な音楽ジャンルに影響を受けて成り立っている。
そんな自身の音楽を【イエローミュージック】と定義し、それを強く意識して制作されたアルバムが2015年12月に発売された星野源の4thアルバム
『YELLOW DANCER』。
今回の曲の「口づけ」は、その『YELLOW DANCER』に収録されている。
タイトルにもなっている「口づけ」という歌詞が印象的。
歌詞の中で"夜と朝の口づけ"というように登場している。
これは口づけしたように夜から朝に変わる瞬間である「夜明け」を指していると考えられる。
2016年4月4日に放送された〈星野源のオールナイトニッポン〉でこの曲を"失恋ソングなんだけど、どっちかと言うとラブソング"だと紹介している。
ラジオの中で、
好きになるっていうのは理由がなく、逆に理由があって好きになるものはあまり長続きしない。
頭で考えて好きになるっていうよりも目が合った瞬間「あっ、ダメだわ」みたいな「好きになっちゃう予感がする」みたいな気がする
と語っており、そういう言葉や状況で恋をしている男女やその中で別れたり、離れたり、それをまた胸に思いながら歩いていくような風情を歌にしたいと思い、作曲したと話している。
この話から、「口づけ」は夜明けのような暗闇から一瞬で陽の光に照らされる、そんな「恋の風情」を表現している。
また、サビが同じような歌詞だが、
始まりでは人は何度も恋を繰り返すという事実に対して、終わりでは何度も恋を繰り返そうという意志に変わっている。
夜と朝が繰り返して新しい一日を向かえるように、何度も恋をしよう。
そんな前向きな気持ちでこの曲は締め括られる。
星野源の曲にはいつも「辛いことはあるけど、前を向いていこう」というメッセージがあるような気がして、そこはかとなく元気にしてくれる気がしてすごく好き。
この曲も恋があーだこーだとかいう意味を考えなくても、聞いてるだけで心が穏やかにし、しっとり潤うような心の保湿効果とリラックスできる曲としてヨロシクはいつも聴いているよ!
今日の写真は、入院していた時、病室から見えた夜明けの富士山。
入院中は心が安まることなく、夜が明けていく、そんな日ばかりだった。
ただ病室から見える景色はとても綺麗で、ブルブル震えている心にそっとブランケットをかけるような不思議な感動を覚えた。
その景色が安心させてくれた訳ではないが、いつまで続くかわからない不安な暗い気持ちに光が差し、始まる今日への希望のような支えになっていた。
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