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お父さんが刑務所へ行った夜

何年か前、近所の図書館の児童書のコーナーでこれを見つけてしまった時の衝撃と言ったら。

絵本のタイトルは「お父さんが刑務所へ行った夜」。Jail は正確には拘置所かもしれませんが、お父さんがやらかしてしまったことに変わりはなく。

「あ〜・・」が私の最初のリアクションでしたが、よくよく考えると「さすがだな」と感銘。私の住む地域はアメリカの都市部であり、犯罪は日常的に起こります。必然的に、親が刑務所へ行ってしまう子ども日常的に発生するという訳です。

アメリカの学校でソーシャル・ストーリーがよく使われる話を以前に書きましたが、これもその分野の本です。親が刑務所へ行ってしまったら次に何が起こり得るのか。子どもは本を読んで心の準備をしておく。

本の内容を全くチェックしなかったので気になります。ちゃんと見ておけばよかった!

ちなみに私の住む街にある刑務所の一つは、2023年の最新のデータによると5人に1人が「深刻な精神疾患」を抱えており、2人に1人が「何かしらの精神疾患」があるそうです。かなり多い。

精神疾患繋がりで話すと、ホームレスの人たちもほとんども深刻な精神疾患を抱えているように見受けられます。特にパンデミック後。行動が予測不可能で、地下鉄の構内では周囲を巻き込んで危険を及ぼすことも少なくなく、悲しいかな彼らもまた刑務所に行く予備軍でもあったりします。

これに関しては、必要なのは刑務所ではなく医療ケアですね・・・

話をもとに戻しますが、お父さんが刑務所に行ってしまうこのお話。目の行き届きにくいところに光を当てるのはさすがアメリカだなと思いました。ちなみに公立学校にはホームレスの子供も少なくありません。次はホームレスの絵本かな・・・ いや、もうありそう。



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