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自分のために声を上げる・セルフアドボカシー

アメリカの発達障害界隈において、旬のワードというか、ここ数年よく聞くアツい言葉があるとすれば、それは "self-advocacy" かもしれません。セルフ・アドボカシーとは自己擁護のことで、自分のために声を上げ、自分が求めるものを選択し、権利を主張することです。

なぜセルフ・アドボカシーなのか。

これまでの社会における障害者サポートは健常者の視点から「これが役立つだろう」「あれが為になるだろう」とつくられた物、組織、サービスが多く、利用者である肝心の当事者の声がほとんど反映されていませんでした。それらはもちろん良かれと思って作られたものですが、こう考えてみてください。男性の意見だけでつくられた生理用品があったとして、女性は使いたいと思いますか(男性の皆さんスミマセン)。それを使わない人が作るプロダクトの使い勝手がいいとは思えず。やはり利用者の声は必須です。

例えば療法。あなたやあなたの家族が利用しているその療法は、利用者である当事者の声を聞いていますか? DIRフロアタイムの非営利組織ICDLでは、博士号取得者で自閉症者、そしてセルフアドボケートでもあるエミール・ゴウス氏を理事長として迎え入れています。

そしてもう一つセルフアドボカシーが大切な理由。それは保護者は不死身ではなく、いつかはこの世から去ることです。そうなった時、自分を擁護するのは自分しかいません。声を上げるのは必須のスキルなのです。

しかし「自分を擁護」と言ってもなかなか複雑です。セルフアドボカシーのためには何が必要なのでしょうか。

自分のために声を上げるには何が必要か

  • 自分には何が必要なのか知る

  • 自分にはどんな権利があるのかを知る

  • それによってどんな利益があるのかを知る

  • 与えられた情報から意思決定をし、選択をする

  • コミュニケーションのスキル

  • 自信、声を上げる勇気

そしてそれぞれの項目をマスターするためにも、また多くのスキルが必要になります。

私の学校ではセルフアドボケートは授業の一部になっています。「自分のために声を上げる」のは一見簡単そうに聞こえるのですが、実はそうでもないく・・・

学校でも家庭でも、じっくり学んでいく必要がありそうです!

以下は学校で見た動画ですが、よく説明されています。多分シリーズになっていたと思います。参考にしてみてください。


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