オキシトシンが自閉症の症状を緩和するという研究
今日は外が冷え冷え(今マイナス8度)なので家族揃って家に篭りました。風もあって体感気温が−15度。犬の散歩でも顔が痛い・・ 結果的にベッドの上でゴロっとしながら調べ物をしていましたが、実はそういう日が大好きです。一日中ラップトップ開いてあれこれ読んでいます。
色々とリサーチをしていたらオキシトシンと自閉症の研究に行き着きました。興味深いです。一昨年くらい前にフロアタイムのコースを受けているときにこの研究の話がチラッと出てきて、研究者の名前が日本人だったが記憶に残っています。このことだったのか。
オキシトシンが自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状を緩和する可能性についてのこの研究。オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、社会的絆や信頼感を促進する作用があるんだそう。自閉症の人々はしばしば社会的コミュニケーションや相互作用に困難を抱えているため、オキシトシンがこれらの能力を改善するかもしれないと考えられているようです。
これまでの研究では、オキシトシンが社会的認識、感情の認識、視線の追跡、社会的相互作用などの側面で一定の改善をもたらす可能性があると言われているそう。しかしこれらの効果は個人差が大きく、すべての自閉症の人に等しく効果があるわけではないことが指摘されているとのことです。
オキシトシンの話ですが、なぜこれがフロアタイムのクラスで話に出たのかというと、フロアタイムが大事にしている「子どもとのポジティブな関係性づくり」のところに繋がります。相手と遊びながらまるで「恋に落ちた」かのような関係性を作るのですが(親と子の愛おしい関係性の感覚)、それがオキシトシンを作り出すと言われています。
つまり、経鼻スプレーではオキシトシンを鼻から入れるのに対し、フロアタイムは脳内でオキシトシンを作ろうとしている、か。
オキシトシンの経鼻スプレーはまだ大規模な研究と安全性の確認などが必要とのことですが、可能性を秘めていますね。
フロアタイムってなに?という方はこちらも参考にして下さい!