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【逆効果?】マインドフルネスは意味ない理由とマインドフルネスに意味をもたせる方法


マインドフルネスは意味ない? 逆効果? どうしたら効果を上げられる?

マインドフルネスという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
最近ではストレス軽減や集中力アップの方法として広まり、多くの企業や学校でも取り入れられています。

しかし、「マインドフルネスは意味ないんじゃないか?」「逆効果になることはないか?」と感じる人もいるかもしれません。

この記事では、マインドフルネスに対する誤解やその正しい実践方法、そして「逆効果」と言われる理由について深掘りし、読者の疑問を解決していきます。


そもそもマインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を集中し、ありのままの状態を観察する練習のことです。

いわば瞑想であり、瞑想から宗教的な要素を取り除いたものです。
といっても、瞑想をやること自体、宗教的な儀式と密接に関係しているわけではなく、やったからといって宗教の信者になるわけではありません。

ちょっと化粧直しをした瞑想をマインドフルネスと捉えればいいと思います。


マインドフルネスのやり方を具体的にいいますと、

  • 呼吸や体の感覚に注意を向ける。

  • 自分の思考や感情を否定せずに受け入れる。

  • 過去や未来にとらわれず、「今」に意識を向ける。

これにより、心の安定やリラクゼーション、自己理解が深まるとされています。

マインドフルネスで瞑想状態(変性意識状態)に入ると、急速に効果を感じ、意味が出てくれます。


マインドフルネスが「意味ない」と言われる理由

一部の人が「マインドフルネスは意味ない」と感じる理由には、以下のようなものがあります。

1. 即効性を期待しすぎている

マインドフルネスは魔法のように瞬時に効果が出るものではありません。
数分試して「何も変わらない」と感じても、それは普通のことです。
効果を実感するには、ある程度の練習と時間が必要です。

瞑想も呼吸法もそうですが、期待してやらないことです。
期待すると裏切られ、期待しないでやると逆にいい効果がじわじわと出てくれます。

2. マインドフルネスのやり方が間違っている

誤った方法でマインドフルネスを実践すると、逆効果に感じることがあります。例えば、

  • 雑念を完全に排除しようとする。

  • 呼吸に集中しすぎてストレスを感じる。

  • 「成功しなければ」とプレッシャーを感じる。

すべて意図的にやりすぎると逆効果になります。
そんなものを捨ててください。
自然にただ力を抜くだけ、それでマインドフルネスをやってください。
体の固さや柔らかさも大事ですが、そういう思考で取り組むと、リラックス感が広がっていき、さらにすごい効果を体験できるようになります。

3. 過度の期待

「マインドフルネスで人生が劇的に変わる」という誇張された広告や情報を信じると、現実とのギャップでがっかりすることがあります。
マインドフルネスはあくまでツールであり、全ての問題を解決するわけではありません。
マインドフルネスがすごいのではなく、それによって変性意識状態が極まったときに、人生が変わります。

それぐらいの威力が確かにマインドフルネスや瞑想にはあると思っていいですが、だからといって過剰に期待をするものではないのです。

4. 自分に合わない マインドフルネスが逆効果になる人

瞑想やマインドフルネスは万人向けではありません。
特に、不安やトラウマを抱える人が間違った方法で実践すると、感情が揺さぶられて逆効果に感じることがあります。

抑圧がひどい人は、自分ひとりでマインドフルネスをやらないほうがいいです。
感情の悪い部分が出てきてしまったとき、感覚が敏感な人ほど精神的なコンディションが落ちてしまいます。

マインドフルネスが逆効果になるのは、そういった種類の人です。
ひどいトラウマを抱えていない人は問題ありません。

いずれにしても、一人でやっていると道に迷いやすいため(どれだけの体感変化がいいのか、雑念への対処法はどうしたらいいかなど)、信頼できる指導者のもとでやると良いでしょう。

【逆効果?】マインドフルネスは意味ない理由とマインドフルネスに意味をもたせる方法
マインドフルネスは逆効果となる理由

マインドフルネスが「逆効果」と感じる理由

マインドフルネスを実践することで、逆効果を感じる場合を深堀りしていきます。
その原因を以下にまとめました。

1. 逆効果1 悪い感情が強く浮かび上がる

マインドフルネスでは、感情や思考を「ありのまま」に観察します。
その結果、抑え込んでいた感情が表面化し、不安やストレスが一時的に増加することがあります。

2. 逆効果2 無理に続けてしまう

「効果を出さなければ」と無理にマインドフルネスを続けると、逆にストレスになります。
瞑想はリラックスするための手段であるべきで、義務感を感じてしまうと本末転倒です。
イライラしてしまい、本来の効果とは真逆の方向にいってしまいます。
そんなときは、一度マインドフルネスから離れて、心身ともにリラックスさせてから、気楽な気持ちで再開しましょう。

3. 逆効果3 適切なガイドがない

初心者が独学で始めると、間違った方法で実践してしまうことがあります。
ガイドや指導者の助けを借りることで、正しい方向に進むことができます。

心の内側を覗くため、いいガイドがいないと、富士の樹海に迷い込むように、瞑想の魔境に迷い込んでしまいます。


マインドフルネスを正しく活用するためのコツ

マインドフルネスが「意味がない」「逆効果」と感じるのは、誤解や間違った実践方法が原因である場合がほとんどです。
以下のコツを参考に、マインドフルネスを正しく活用しましょう。

1. 小さく気楽に始める

最初からフルスイングでやらないことです。
無理に長時間続けようとせず、短い時間からスタートして少しずつ慣れていきましょう。
慣れてきたら長時間やり続けても構いません。
気楽にやり続けることで、長時間できるようになっていきます。
フルスイングでは自然さがなくなり、短時間すらやることが億劫になります。

2. 呼吸を意識する

呼吸はマインドフルネスの基本です。
深呼吸をしながら、吸う息と吐く息に意識を集中してみてください。
特に吐くときに脱力感をイメージしましょう。

3. 結果を求めない

「リラックスできた」とか「集中できた」という結果に固執せず、ただその瞬間を受け入れることが大切です。
ひたすら受け入れ、雑念があってもそれも自分だと受け入れる。
どうなろうとどうでもよく、こだわらないことです。
今だけを感じてやってください。
そしてうまくいくと、今しか感じなくなり、最高の効果を上げてくれます。

4. 心地よい環境を作る

静かでリラックスできる環境で実践することで、マインドフルネスの効果を最大化できます。
自然の音やアロマを取り入れるのもおすすめです。
家の中で集中できなければ、リラックスできる自然環境の中でやる習慣もつけましょう。

5. 無理をしない

もし「今日は無理だな」と感じたら、無理にマインドフルネスを行わず、他のリラクゼーション方法を試すのも一つの手段です。
そしてリラックスしたり、脱力感を感じてから再開してください。

強行突破はおすすめしません。
根性でやり続けると、毎日やる習慣が億劫になります。

あるいは根性でやろうとして、そのムダを悟ってみてください。
その先に理想のバランスの取れた脱力のコツがつかめるはずです。


マインドフルネスの本当の効果を感じるために

マインドフルネスは、ストレス軽減や心の安定をもたらす強力なツールです。
ただし、その効果を得るには、正しい方法で継続的に実践することが重要です。
最初は「意味がない」「すべて無駄かも」と感じるかもしれませんが、それは成長のプロセスの一部です。

「逆効果」と感じる場合は、すぐ専門家に相談したり、自分の実践方法や環境を見直してみましょう。
そして、自分に合ったペースで取り組むことが大切です。


まとめ

マインドフルネスは、多くの人々にとって心と身体の健康を向上させる効果的なツールです。
しかし、誤解や間違った方法で実践すると「意味ない」「逆効果」と感じることもあります。

正しい方法で小さく始め、自分のペースで続けることで、少しずつ効果を実感できるようになります。
マインドフルネスも瞑想も、あなたの生活をより豊かにする可能性を秘めています。
焦らず、楽しみながら、自分の心も体もいたわる感じで気楽に取り組んでみてください。

その先に言葉に出来ないほどのすごい体感の変化が待っています。

マインドフルネスを通じて、自分らしい穏やかな毎日を手に入れましょう。

【逆効果?】マインドフルネスは意味ない理由とマインドフルネスに意味をもたせる方法
【逆効果?】マインドフルネスは意味ない理由とマインドフルネスに意味をもたせる方法