そのプロンプト長くない?【HowTo】
ChatGPTさんとかに作ってもらったプロンプトにありがちなこと。
やたらと長いプロンプトだけど、どのワードがどのベクトルを持っているかいまいちわからない。
でも、結果がキレイだからまぁいいか。ってパターン。
ありますよね!?(私にはそれしかないです。)
そのプロンプトワードの有無によって全体にどういう影響出ているかわからないと、弄りようもなくって悶々としたり、総当たりで強度調整とか外してみたりとかやったことありませんか?(あります。)
ということで、各プロンプトワードの有無で出力を一気にチェックできるという今回ご紹介する拡張機能がこちら。
とりあえず、インストールしてみましょう!
1.使用方法
前準備として、あまり大きすぎない解像度(テストするプロンプト分画像を生成するから)と、テストするプロンプトを含んだいつもの画像生成準備をしましょう。
今回は僕が大好きなカリグラフィープロンプトです。
typography, lettering art, calligraphy, expressive fonts, visual language, graphic design, creative communication
次にt2iのScriptからTest my prompt!を選択しましょう。
内容はシンプルです。
Test negative or positive:
テストするプロンプトはポジですか?ネガですか?(ネガティブもテストできるんですね。便利ですね。)
Skip X first words:
最初のいくつのプロンプトのテストを飛ばしますか?(クオリティプロンプトなど分を指定しましょう。)
Separator used:
区切りに使用している文字は?
Grid generation:グリッド生成は?
Use user settings(ユーザー設定に従う)
Don't generate(生成しない)
Generate(生成する)
Generate and always save(生成して保存する)
Font size:
グリッドに表示する文字のサイズ
2.生成
サクッと走らせましょう。
それぞれ書いてあるプロンプトを外して生成した場合が出ています。
full promptよりも好きな出力があれば、そのプロンプトを抜いてもいいと思います。今回は、visual languageを消してみましょう。
※勘違いしやすいです。気をつけて。
そのワードを抜いた画像が出ているわけですから、ここでやるべきは、full promptよりも目的に近い出力を探すことです。full promptが一番近いならそれ以上ワードを抜く必要はありません。
graphic designもなくてもいいかも。
うん。これでいいのではないでしょうか!
まとめ
そもそも、不要なワードで不要なベクトルが発生したり、打ち消されたり、ずらされたりしていることを考えると、こうやってプロンプトの精度を上げるのはものすごく大事だと思います。
というか、プロンプトワードが増えると、結果として本当に表現したいものがぼやけてしまいがちですから。
常用しているプロンプト、なんとなく使ってるお決まりのプロンプト、AIに生成してもらったプロンプトなどなど、一度見直されてはいかがでしょうか?意外と不要なワードが含まれているかもしれません。
追記
私が公開しているプロンプト集も、この拡張を使うと精度が上げられそうです。
たとえば、1夕日+2陰影法+24ボケ感で混ぜて作ってみたらこうなりました。
自分の思った方向に調整することで、エフェクト集もよりパワーアップしそうですね!