Red Bull/きくりくデッキ紹介
魚へんに春と書いて「さわら」と読みます。
木へんに春と書いて「つばき」と読みます。
それでは「うかんむり」を春につけるとなんと読むでしょうか?
そうですね。ハウルと読みます。
どうもカルシファーきくりくです。
今回は春化精を用いたシンクロデッキをご紹介します。
主役はこの子(成人済かも)。
登場時にビースト種族をサルベージできる妥協召喚モンスター。ただこの子妥協召喚に全くデメリットがないとても珍しいモンスターで、
登場したデュエリストネ臭!スにはベヒーモスをサポートする「ネムレリア・レーヴ」という罠も収録されており、最上級とは思えないタッチのし易さです。
※余談ですが百戦王ベヒーモスのカーナベルページには毒にも薬にもならないコメントが1つだけついています。
なんといってもこの子の魅力はテキストに「名称ターン①」がないことです。つまり春化精で1ターンに何度も蘇生し何度も効果を使うことが可能です。
それだけで非常に魅力的だったのですがニューロンで検索してみると、同じポイントに目をつけデッキを組まれている方が既にチラホラ。
せっかくならオリジナリティが欲しかったので、ベヒーモスからの展開を、
「相手ターン」に引き延ばすことを考えてデッキを組みました。
これで春化精によって発生した地属性縛りをかいくぐる魂胆です。
さて、芽吹きの風は吹くのでしょうか。
【Red Bull】
やりたいこと!
自ターンに春化精を2回発動させ、墓地から
「超重天神マスラ-O」と「百戦王 ベヒーモス」を蘇生。
ベヒーモスから「ホップ・イヤー飛行隊」をサルベージ。
権利が余っていれば飛行隊をそのままNSしし
ベヒーモス☆10+飛行隊☆2でチューニング=赤き竜☆12
相手ターンに超重天神マスラ-Oを対象に赤き竜が豪華な12シンクロを連れてきてくれます。
12ドラゴンシンクロは相手ターンに圧力をかけるモンスターが多く、
春化精の縛りを受け自分ターンでは赤き竜が効果を発動できないマイナス部分を気にする必要がありません。
権利が余っていればNSで良いですが、もちろんなければ相手ターンにシンクロします。
もっと言うと上記の流れではなくても「ネムレリア・レーヴ」で相手ターンにベヒーモスを出せば、同じくホップイヤーを拾いそのまま12シンクロへと繋がります。
メインコンボ以外の部分
①光聖騎士関連
ホップイヤー飛行隊が風属性獣族なので、聖騎士の盾持ちからサーチが効く点以外に、駿馬を経由しケンタウルミナを融合・槍持ちを蘇生し2つの展開ルートに分岐させます。
a.スプライト・スプリンドパターン
「クリスタル・ローズ」を墓地へ落とし、ケンタウルミナを除外しそのまま蘇生。ギガンティックスプライトまで繋げてキャシィ→ホップイヤールートです。
ギガンティックスプライトがもし残ると、後半除去の肝になってくる「ドナ」につなげやすいのでここは大事。
b.ヴィサス・アムリターラ
素材に光属性縛りがあるもののケンタウルミナ槍持ちルートを使えばクリアできます。
S召喚時に「ヴィサス・スタフロスト」が書いてある魔法罠をサーチできるのですが明らかに今後このカード必要になってくると思いますので、今のうちに簡単な召喚方法知っておいた方が良さそうです。
で、このデッキでは
《伍世壊浄心》と《新世壊=アムリターラ》を採用。
《伍世壊浄心》はSがいるときのパーフェクトカウンターです。めちゃくちゃ強いです。
それだけ覚えていてください。強いことだけを。使うなよ。
《新世壊=アムリターラ》はかなりデッキビルダー好みの効果をしたフィールド魔法。
発動条件に「ヴィサス・スタフロスト」が必要ですが大丈夫。ヴィサス・アムリターラはヴィサス・スタフロストです。
あと、きくりくは吉岡里帆の旦那です。大丈夫。
このデッキで主に活用するのは蘇生効果とドロー効果。守備限定なのでリンク蘇生はできませんが、優秀な即時蘇生です。
ドロー側もデッキに戻して1ドローというサイクルを乱さない良い効果。
両者コンボを邪魔されたり、予想外の一手をくらったときもリカバリーが利きそうですよね。
このデッキの具体的な活用例はまたあとで。
②ネムレリア
《ネムレリア・ルーヴ》がベヒーモスに直接触ることができるので採用。
レアリゼも月の書+春化精のコストの役割で差し込みました。
特にレーヴは相手ターンに打ち、ベヒーモス+ホップイヤーで突然12シンクロを出す事ができるのでコンセプト的に非常に噛み合っていますね。
③春化精
ベヒーモスやらマスラ-Oやらを蘇生するための妖精さん。コンボの流れ的に連続して撃ちたいので、
春化精をサーチできる春化精をメインに採用。
・淫紋を空に浮かべる女
・カモ
この2種が相互サーチ可能な春化精であり、それとは別に1枚「雪解」を採用。デッキからベヒーモスを落としたり、隠し味の「デーモン・イーター」を落としたりします。
「剣神官ムドラ」を落とす時は相当不機嫌なときでしょうね・・・。
④デーモン・イーター
適当に入っている獣に見えて、実は大事な要素がありまして、それは「新世壊=アムリターラ」とのコンボです。
即時蘇生との効果と組み合わせると損失なく+1の展開となったり、それがもしベヒーモスだと回収効果まで誘発することが可能。
ネムレリア・レーヴで手札に戻ってくる前に自壊させると・・・楽しそうですよね。
そんなデーモン・イーターですが、最大の狙いは「琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ」ループです。
赤き竜を相手ターンに琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティへ変換させると相手はこのターンフィールド上の効果が全て発動不可になります。
ラヴァルバル・チェインだろうと発動不可です。とんでもねえですわよ。
ただしこの効果はシンクロ召喚成功時のみのため、一旦出てしまった後は腕っぷしが強い大きいだけのモンスターになります・・・が?
デーモン・イーターで相手エンド時にカラミティを破壊しアムリターラを起動させることでカラミティがデッキに戻り、また赤き竜を介しシンクロ召喚。繰り返し相手を縛ることができます。
大体はコズミック・ブレイザー・ドラゴンで戦線張ってもらう方がいいですが、その2枚が揃っていれば凶悪な琰魔ロックをかけにいける、というのも本デッキの魅力です。
このロックを私は「しつこく相手に絡みてぃ~~~www」と呼んでます。
このロックを「しつこく相手に絡みてぃ~~~www」と呼んでますよ。
⑤簡素融合
オールヴェイン1に対して3はどうかな~と思ってるんですけど、採用。
ホップイヤーや槍持ちがおらずとも無理やりギガンまでの筋を通します。
チューナーであり融合モンスターという点から噛み合い抜群。
⑤イチロクの魔物台帳
とんでもなく速度のあるデッキという訳ではないので、相手のテンポを無理やり落とすために採用。
一番場によく出るベヒーモスの打点が大体2000という微妙な数字なのですが、相手の弱小システムモンスターを残し上からたたきます。
差し上げたライフもデッキが回れば4000オーバーの打点が複数でるので問題なし。
デュエルを長引かせ、赤き竜の活躍回数を増やしてあげるってのも1つ大きな貢献項目ですね。
ダルマ・カルマも検討に入っているのですが、シフル等の耐性を消してしまうのは勿体ないですよね。
⑥幻影騎士団シェード・ブリガンダイン
春化精だけでもランク4に辿り着く事はできるので、
自ターンで効果を使う必要がなく場持ちのいい「クロノダイバー・リダン」をした流れでバリューを増す為に採用しました。
地属性の縛りはエンドまでなので、相手ターンに仕事するこいつは採用しても問題なし。
リダンも割と相手のスピードを落としてくれるので延命になってくれたり。
メインが獣・天使族ばかりなのでドナになってくれやすいのも良し。
本デッキのエースである☆12シンクロドラゴンたち
コズミック・ブレイザー・ドラゴン
とりあえず生。とりあえずブレイザー。一旦出ると本当に除去し辛いこいつを軸に、2回目以降の赤き竜計画を企てます。
春化精を使うと自ターン中は逃げられない点は注意。それ以外は最強。
琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ
この竜王は主に自ターンで赤き竜を出せた場合に狙います。
具体的に話すと「ホップイヤー飛行隊」はメインにしか効果を使えないので、相手の優先権を待った後の行動となり、若干損した気分になります。
ので相手ドローフェイズに赤き竜を飛び立たせ竜王の降臨。
スタンバイ以降全てのフィールドアクションを封じます。
センチュリオンの登場で存在が危ぶまれる。迷惑。
聖珖神竜 スターダスト・シフル
自場全てに等しく体勢を付与するモンスター。この効果は永続の為春化精の縛りがあっても適応可能。ある程度場が構築された後に春化精を動かす場合はこやつを出してから万全に。
以上紹介でした。細かい動きも派手な動きも可能なデッキになったのではないでしょうか。サーチカードが多く安定するのもポイントの1つ。
理想の動きができなかった=負け にならず妥協案A~Cとかまで用意できていると非常に奥深いデッキとなる印象。
ただそれを意識しすぎるとデッキ枚数がどんどん膨れていくので、40枚ピッタリで組みたがりな私には少し厳しい問題ですね。
デッキ名【Red Bull】は勿論あのレッドブルからいただきました。
赤き竜+獣+ネムレリアと言いつつも寝てられない、現代のデュエルシーンへ向けた一種のアイロニーとして。本日はここまで。翼を授かり送信。