見出し画像

殿二自治会 日誌19

#地方自治を現場から見つめる自治会長の日記です

【静岡市清水区駒越地区・殿沢2丁目界隈】

令和5年7月31日 月曜日 天候☁️曇り 30.5° 湿度69% 気圧1013.3hPa 風向・南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:55分 日の入18:51分
🌔月齢13.2

 月曜日の早朝は各所に設置されている可燃物ゴミ集積所の巡見から始まる。
・8組→10組→11組→4組→5組の各所に異変なし。

【4組_ゴミ集積所の現況 】
7月31日AM06:00の現況。殿沢二丁目地区では一番ゴミの排出量が多い集積所。それだけにゴミネットも傷みやすく丁寧に扱って欲しいと願う。

急傾斜地の法面の視認
・10組→見晴橋→11組の各所の巡見するも異変は確認できず

【見晴橋橋脚したの急傾斜地特別警戒区域】
※7月31日AM05:50分の現況。
平成9年、当時の田中自治会長のご尽力でようやくこの場が急傾斜地特別警戒区域に指定された。
【見晴橋橋脚したから駒越沢を望む】
※50年安全な分譲地だから、不安を安易に煽るなという住民がいる。
だがこの先にある駒越沢A・Bは平成31年3月26日の☔️大雨で一部で土砂崩壊があった。
その日の降水量は40mm、台風ほどの雨量で崩れることがある場所だから、急傾斜地特別警戒区域にも指定された。

 急傾斜地は申請すれば、どの地でも特別警戒区域に指定されるわけではない。

【急傾斜地警戒区域の定義づけ】
※要件は3つある。
①傾斜度が30度以上あること
②斜面の高さが5.0m以上あること
③下端の区域に5軒以上の民家もしくは学校・病院等の公共施設があること
が挙げられる。

 安全安心の上に慢心があってはならない。急傾斜地の危険性を小職は〝狼少年〟ならぬ〝狼ジジイ〟と揶揄されても町内に警鐘を鳴らし続けなければならない。
空家対策のための各空家の巡見
・7組→10組→9組→8組→2組→5組の各所に変化なし。

【8組の空家の現況】
※7月31日AM05:55分の現況、梅の木が生い茂り、隣のカーポートに熟した梅の実が落ち、車やカーポートの屋根を傷めている。
旧清水市の宮城島市長が提唱した〝庭に緑を〟の施策も今となっては、隣近所の騒動の種になっている。
管理ができないのなら、宅地の境界線沿いに🌲樹木を植えないことだ。

 空家の管理不全の対応に業を煮やした静岡市は最近、自治会長宛にこんなビラを配り出した。

【静岡市空家等対策計画(案)½】
【静岡市空家等対策計画(案)2/2】
※自治会長に空家対策を丸投げするようなビラだが、空家所有者に配って欲しい。
自治会には何の強制権も執行権もない。「ご協力願います」では、空家所有者に説得力はないし、個人の財産権にとやかく口出しできないのが現状だ。

 ご覧ように写メで撮影しているだけで、空家所有者には何にも響かない。

【9組の空家の現況】
※近所に住民の方の話しによると、2階の屋根は瓦が散乱していて、時々🌀台風の影響で瓦が何枚か近隣の住宅に舞い込んで来ると言う。
空家所有者とも連絡が取れず、まさに管理不全空家と化しているが、現行法の下では、何も出来ない。


側溝の現況を視認
・2組側溝の様子は31日早朝も油の腐った匂いが漂う。住民が怒りたい気分も解るがグレーチング側溝に付替工事が完了して以来、1組・2組・3組は一度も側溝清掃に参加せず、無関心さが組内に蔓延していた。

【2組 県道沿いの側溝】
※7月31日AM07:33分の現況。写真では悪臭まで届けられないが廃油独特の匂いが漂っている。この付近の側溝の蓋からこの悪臭が忠霊塔公園まで続いていた。

 廃油を側溝に捨てる者はそんな町内の無関心さに漬け込んで見て見にふりをして側溝にラード油を捨てていたから、起こった人災である。
 「どこの側溝を清掃すればいいのか?」と尋ねてきていた組長が居たが、側溝の蓋に蔓延る雑草を刈るだけでも違いは出てくる。 
 要は地域住民が側溝に関心を持ち、👀目を✨光らせているという緊張感が大事なのだと愚考する。空き巣を狙う泥棒がやりにくい場所は?聞いて口にするのは近所の目があることを挙げている。 
 それと同じことで、側溝は🚽水洗トイレではないということを理解して貰うためにはご近所同士の👀目が側溝にも及ぶことが始まりだ。

 電話で労を惜しむことを避け、要望書と共に、県道沿いの現況を撮影した写真を添付資料に加えて、静岡市 清水道路整備課に訪庁する。

【静岡市役所 清水庁舎(旧 清水市役所 清水庁舎)】
※最近、清水庁舎が耐震診断で低い数値が確認され老朽化も叫ばれている。
頑丈そうな建物でも老朽化は免れない。
【清水道路整備課 受付】
※ちゃんと事前にアポイントを取って訪庁し、資料を持参すれば丁寧にご対応して戴ける。
電話口で怒鳴っているだけでは物事は解決しない。

 昨日の県道沿い側溝の現況と要望書を文書を自治会長印を押印の上、持参した。中身はここでは伏せるが、場所を特定するための現場の地図、現況の写真と状況の説明を文書をA4一枚にまとめて、担当部署担当技官に提出した。
 トヨタ時代、小職はよく上席に、レポート用紙や社内資料はA41枚にまとめて、箇条書き、結論を先に論点を整理して提出するよう👂耳タコだった。 
 その癖が抜けずに要望書も長々と列記せず、結論ありきで箇条書き、段を開けて読みやすい文書で作成した。
 担当官はその場でゼンリン地図を広げて下さり、現場を確認し、近々現況確認に伺うことを約束して下さった。出張る前には小職も立ち会いたいので、事前に連絡下されば立ち会う旨、連携すると
「それは心強い。必ず連絡する」と、快諾戴いた。
 以前の静岡市とは違い、清水区役所も変わろうとしていると、実感した。
 帰宅し早速、昨日の住民に対応結果を連絡したが上辺だけのお礼の言葉を渋々仰ったが気のない応答で、改めて落胆した。
 貴方が昨日の日曜日の夕方、怒鳴った案件でしょ。
 月曜日、会社を午前半休してまで清水区役所に訪庁して要望を言上しても、この〝塩対応〟。

【2組 県道沿いの側溝】
※ここの側溝の蓋の上から廃油を溢したものと考えられ、網目状は黒く変色し草木がへばりついていた。
この辺りを最近になって、頻りに写真を撮っている不審者がいると、組長経由で連携があった。
おそらくそれは小職であると明かした。
それは側溝清掃の要望書を提出するために、あちこちを📱携帯電話の写メで撮っていたからだ。
組長さん、私に側溝清掃の依頼対応をしてきたのではないのですか?
私はストーカー変質者でしょうか?
もう少し組長にも包容力が求められるのでは?

この住民のお申し出には、二度と対応するか!と、心の中で呟いたが気弱い小職は口には出せなかった。
 余りに甲斐がないではないか。
 二階に上がっても梯子を外された感覚だ。

【「殿二自治会報」33号の配信】
※SNS(Facebook・Instagram・Twitter)に同日、配信済み。

令和5年8月1日 火曜日 天候 ☁️曇り 気温29.7° 湿度73% 気圧1012.2hPa 風向・西風2.0m/s 不快指数80
☀️日の出 04:55分 日の入18:50分
🌔月齢14.2

 自治会活動で脳が荒む中で、何か憂さ晴らしでも思ったら、ラジオから👂耳よりな情報が、流れて来た。

【静岡市立日本平動物園の正面エントランス】
【レッサーパンダの聖地であることを示すコーナー】


 8月1日は、🐱静岡市立動物園が開園記念日とかで、本日中の入園は無料とのこと。
 『ナイス👍🏻で、あります❗️』。
 幸い🐱静岡市立動物園は、〝レッサーパンダの聖地〟、実物を拝みに行くことにした。
 レッサーパンダは、人気アニメ『あらいぐまラスカル』のモデルとなった絶滅危惧種の動物だ。
 絵コンテや製作を担当した宮崎駿氏が実物の🦝アライグマを動物園で拝見し、これでは人気が上がらないと頭を抱えて、他に参考になる動物はいないか?と園内を徘徊し、やっと見つけた愛くるしさに一目惚れし、レッサーパンダに似せたラスカルを登場させて、🦝アライグマをよく知らない日本人はすっかりキュン死❣️してしまったエピソードがある。
 無理もない、それまで日本には生息しておらず、特定外来種であった🦝アライグマを観たことがないのが日本人だったからだ。

【日本では記念切手にまでなった人気アニメ『あらいぐまラスカル』】
※恥ずかしながら、記念切手も原作も購入してしまった😅
【スターリング・ノース原作『あらいぐまラスカル』】
※原作者ノース少年は11歳の5月に母親あらいぐまとはぐれた小さいあらいぐまを発見し、育てていく内に人に懐こうとしないあらいぐまを持て余し、結局は近所に迷惑をかけることから野生に戻すため、見つけた🌳森に返しに行くという
とても辛い物語。


 まさか、原作者のスターリング・ノースなども日本でアニメ化されるなど、想像もしていなかったはずだ。
 宮崎駿さんも回顧録で、レッサーパンダにヒントを得て、実物の🦝アライグマに手を加えたことを認めいる。

【レッサーパンダ】
※本当によく動き廻りじっとしていないので、📱スマホでは中々収めきれない。
【日本平動物園のレッサーパンダは完全空調設備の室内で飼育されている】
※レッサーパンダは暑さに弱いらしく、真夏の🥵暑い中でもクーラーが効いた室内で戯れていた。
【レッサーパンダ】
※ラスカルとは、「いたずらっ子」と言う意味で、その意味ではレッサーパンダも負けていない。

 開園記念日で入園料は無料だったが駐車場代は620円払うことになった🤣
 せっかくだからと、売店でレッサーパンダ関連のグッズを観て廻ったが少々高かったので、購入は断念した🥲

令和 5年 8月 2日 水曜日 天候☀️晴れ 気温29.6° 湿度73% 1012.1hPa 風向・南2.0m/s 不快指数80
☀️日の出04:56分 日の入18:49分
🌕月齢15.2 満月(スタージャンムーン:Sturgeon moon 蝶鮫満月)

【各月の満月の呼び名】

 組長会で自治会の🗓️スケジュールが解らず難儀していると胸を張った組長二人のために、今年の3月に駒越地区全戸に配布した📅自治会カレンダーを再複写して、11人の組長全員を用意する。
 でも田辺連合自治会長の話しでは、今年の3月上旬には全戸配布してあるはずだと、強調された。
 きっとうちの自治会の組長は観ていないか関心が薄いのだろう。
 せっかく作成した📅自治会カレンダーも役に立っていないことは残念だ。
 聞けば、2400戸配布するのに、まちづくり推進委員会から18万円の費用が掛かっていると言う。
 単純な算数で、18万円÷2400戸は1戸あたり75円也。たかだか75円なのかされど75円なのか。
 駒越地区連合自治会も駒越地区まちづくり推進委員会も懐事情は決して明るくない。

【📅自治会カレンダー】
※田辺連合自治会長が就任なさってから毎年1月に配布している自治会行事が登載されているカレンダー。
自治会活動に携わる方には非常に便利なカレンダーなのに、利用する人が少ないのは、カレンダーに不備があるのではなく、そもそも自治会活動に関心がない証左であると断言せざるを得ない。
そんな組長方に、小職の自治会活動を避難されることなど、片腹痛い❗️話しだ。


 📅自治会カレンダーを大切に利用して欲しいし、これをまた連合自治会事務所に行って、一部を拝借して12ヶ月分を11枚をカラーコピーすると、カラーコピーは1枚/80円、80×12ヶ月×11人分は10,560円の出費となる。
 自治会費を1000円でも繰越金が出るなら、返金して寄越せと言う組長に限って、こんな会計でも無い算数の話しが想定出来ないのだ。
 虚無感に苛まれながら、組長配布資料に加える。

令和 5年 8月 3日 木曜日 天候☀️晴れ  気温31.2° 湿度61% 気圧1009.9hPa 風向・南南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:57分 日の入18:48分
🌕月齢16.2 (十六夜月)

 
日本は古来より🌖十六夜月を(いざよい)と呼び、特別な想いを寄せて来た。鎌倉時代の女流詩人・阿仏尼は、相続の訴訟のために鎌倉幕府へ下向する際、京都を旅立つ日が十六夜月だったことから、自身の旅行記を『十六夜日記』と名付けた。
 阿仏尼の鎌倉下向の旅行記を地元、静岡に絞って書いた小説を伊豆文学賞に応募したが見事、落選した。
 愛知県の二川宿から歩いて新居関所付近や橋本宿、浜松の蒲御厨、難所の日坂も歩いてみたが現在スニーカーで歩いても難儀したのに、齢60歳の阿仏尼が僅かな供回りと鎌倉までの道中はさぞ大変なことだったろう。

【『十六夜日記』】

 木曜日も可燃物ゴミ集積所各所の巡見から始まる。
・8組→10組→11組→4組→5組の各所の集積書に異変なし。

【8月3日AM06:55分の現況】
※夏休みからか朝寝坊してしまい、6:55分の見回りになってしまった。
頻繁に事件や困り事も惹起するのも問題だが、何事もなく過ごすしていくと慢心に繋がる。
気を引き締めねばと、自身を戒める。

急傾斜地の法面の視認
・10組→見晴橋→11組の各所に異変なし。

【急傾斜地の法面 AM06:41分の現況】
※見晴橋橋脚も昭和47年3月竣工で、一部は補強工事未着工なので安心している場合ではない。
コンクリート造り建築物の法定耐用年数は47年。
既に法定償却時期を過ぎている。

空家対策の一環としての見廻り
・7組→10組→9組→8組→2組→5組の各所の空家に異変なし。

【8組 空家の現況AM07:01分】
※8組には3軒の空き家が存在するが、このY氏宅の空家は両隣のご近所で管理がなされており、玄関前の柿の木も手入れが為されていて、🍂枯葉なども綺麗に履き清められている。
空家所有者との連携も取れており、空家対策として理想的な関係にある。
【空家を放置すると様々な問題が惹起する】
※空家にも注視していくこと、無関心な自治会には諸問題が惹起する危険度が増す。
住環境の改善は、日々の地道な努力の上に成り立つことを忘れてはならない。

 県道沿いの側溝の点検・見廻り
2組側溝の視認、悪臭は漂うも昨日に比べてやや収まりかけている。

【2組_県道沿いの側溝 AM06:53分の現況】
※中を覗き込むとむせるような廃油の悪臭が湧き上がる。🤮吐き気を催すほどだ。
義侠心の様な想いで行動を起こしたが正直、申し出住民の態度にいささか熱量が冷めかける。

せっかく市役所へ側溝清掃🧹の要望に出向いても御礼の「お」の字も電話一本も無い。
 申し立てる時はもの凄い勢いで連絡して来たのだから、電話番号も知っているであろう。
 もう一度明言しておきたい。自治会長は〝町内の用務員さん〟ではないのだよ。

こう言うことを書くと、とかく小職が謝礼を望んでいるのだとか、三つ指ついてお礼を言いに来いと短絡的に捉える輩もいて、SNS上で🔥炎上してしまうケースがある。
 小職はそんな短絡的な発想で書いているのではない。いつの頃からか普通の日本人が待ち合わせていた大切な気持ちや配慮というものを忘れ去ってしまったのではないか?と、問うている。

令和 5年 8月 4日 金曜日 天候☀️晴れ 気温31.0° 湿度77% 気圧1007.4hPa 風向・南南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:58分 日の入18:47分
🌖月齢17.2

 いよいよ、第74回 港まつり地踊りの当日。
 👘浴衣衆は日頃の練習の成果を存分に発揮して欲しい。週末には駒越生涯学習交流館で振付の練習をなさっておられた。
PM05:00〜生涯学習交流館前に集合して戴き、🚌バスで現地に向かうことにしたという。昨年までは思い思いに自家用車で出向き、駐車場代や出張扱いの費用を拠出していた様だが、バスで向かうことで大幅に費用を圧縮できたという。
🚌1台の借り賃は4万円というから今までの思い思いで向かう方式がいかに無駄が多かったかだ。
 JR清水駅に到着し、清水駅前の「さつき通り」に着く。

【開会式前の「さつき通り」】
※既に規制線が張られ、さつき通りには車両の通行はなく、広々としていた。


PM06:15分〜開会式
 難波静岡市長・清水区長・衆議院議員ふかざわ陽一代議士・港まつり実行委員長
が開催挨拶。 

【 難波新静岡市長の挨拶】
※新市長の難波静岡市長。静岡は変わりつつある。
【清水4区選出の衆議院議員・ふかざわ陽一代議士の来賓挨拶】
※現在は外務政務官として重責を担って下さっておられる多忙の中、ご来静戴いた。
【第73回港まつり優勝地区からの優勝旗返還】
※毎年、地踊り衆の踊り審査があり、1位〜3位までが表彰される。
【駒越連の開幕準備】
※駒越地区は清水駅前からのスタート。

PM06:30〜地踊りが開幕。一斉に連が踊り出す。小職が駒越地区の🪧プラカードを持って先導する。歩行者天国になったさつき通りをゆっくりしたペースで踊りながら、行進した。

【駒越地区の連】
※整列しながら踊る地踊り衆は様になる。
【和太鼓衆が港祭りを盛り上げる】
※港まつりで披露されるかっぽれは宇崎竜童氏によるものだ。
【橋の手前でUターンし清水駅方面に向かう】
【本年の地踊り衆の優勝旗授与】
※実行委員長から地踊り衆の代表者に優勝旗を授けられる。

PM08:45分 閉幕。
 閉会後、駒越地区の地踊衆の記念撮影を小職が提案し、コンビニ前が明るいのでコンビニ駐車場で全員で撮影する。もちろん、コンビニに撮影の承諾を取り付けたことは言うまでもない。
 JR清水駅北口まで戻り、先ほどの🚌バスで駒越交流館まで送迎してもらい解散した。

令和5年 8月 5日 土曜日 天候☀️晴れ 気温31.0° 湿度65% 気圧1004.7hPa 風向・南2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:58分 日の入18:46分
🌗月齢18.2

 AM10:45〜静岡市葵区にあるアイセル21の会場301号室で静岡市が主催する「地域デザインカレッジ2023」の個別相談。

【静岡市葵区にあるアイセル21】


 この個別相談は自治会が地域デザインカレッジで取り組む課題の進捗状況の確認と方針の方向づけ並びに相談を市の職員・コンサルティング専門家のご助言を賜る場である。
 小職の様に新任自治会長にとってはありがたい機会である。
 取り組む課題のフローチャートを持参しレクチャーを受ける。

【個別相談の風景】
※小職が右端、中央が市の職員、左には自治会活動のコンサルタントで的確なアドバイスを下さる「里山くらしLABO」の皆様。

 今期、殿沢2丁目自治会は初めて、市主催の「地域デザインカレッジ」に参加する。駒越地区からでも初めての参加だ。参加費は年額3000円だが、有意義な取り組みである。
 具体的には現在、殿沢2丁目自治会が積年の課題として持ち続けている「急傾斜地崩壊対策」と最近、数を増やしてきた「空家対策」を取り組むか迷っていた。
 アドバイスを戴いたのは二つを同時に自治会の課題として総合的に取り組んだら如何か?とご提案を戴いた。
 当自治会が保管している行政文書や保管文書を時系列的に整理し、論点や課題を具体的に浮き彫りにするところから始めることになった。
 そうすることで、事業継承の際に次期自治会幹部にも自治会が抱える課題をどの様に取り組み、どこまで進んで何処で止まっているか?が判ることが大切だと言う。

【「地域デザインカレッジ」での個別相談風景】


 確かに自治会はゲシュタポではないので、強制権も執行権もない。あくまでご協力を願うだけであるから、活動には自ずと限界がある。
 その現況を冷静に分析し何処まで着手でき、どこで滞っているのか?を明確にしておくのだ、ということだ。全てを強引に解決しようとはせず、成り行きに任せる柔軟性も大切だ、と。
 長らく金融機関に在籍していると、短期期間での成果と費用対効果を求められて来た。自治会活動では明確な成果が出せないこともしばしば、だと。
 専門家からは
「不本意だろうけど、現実を受け容れる許容性も必要だ、と。」

【急傾斜地を示す位置図】
※S字に延びる市道は日本平パークウェイ。以前は有料道路で県の観光公社が料金所を構え通行料を徴収していた。その後、市に移管され市道として現在に至るこの道も、完成が昭和39年3月と東名高速道路や東海道新幹線より完成が古い。
東海道新幹線は着工から完成を急ぐため至る処を盛土で凌いだ。だが、そのために大雨や災害に弱い。
日本平パークウェイも同じことが言えるはずだ。たまたま土砂崩壊事故が起こらなかったことが幸いしているだけで、奇跡の連続だと言うことを忘れてはならない。

 ある下自治会長が小職にご助言して下さった。
「急傾斜地崩壊対策を野放しにしておくと、いつか大変なことに繋がる。その時になって自治会は何もしていなかったのなら、不作為の団体として損害賠償請求先に危険性を孕んでいる。
 急傾斜地崩壊対策は心して取り組むべし!」と。

【みなと祭り総踊りの会場】
※港橋付近で開会準備に勤しむ駒越地区の連。昨日の地踊衆とは違い、参加者は小学生や中学生も含め、グッと踊り手が若くなる。
地踊衆と総踊りの両日、参加する清水区の連合自治会は駒越地区だけだ。
【駒越地区の総踊り衆】
※小職が主に🪧プラカードを掲げて行進したがプラカード持ちは中々の重労働だ。
【万世町交差点で盛り上げて下さる和太鼓隊】
【「殿二自治会報」35号】
※ 初めて参加してした静岡市主催の地域デザインカレッジの様子を自治会報にて、自治会世帯に報告する。
歌手の竹内まりやさんも語っているがたとえ夫婦間でも親子感でも〝以心伝心〟はないと、言い切っている。ましてや他人、町内で以心伝心はない。
くどいと言われ続けても自治会報をとして自治会の今を伝えることはとても大切なことで、自治会報がいわば自治会費の〝領収書〟である。

令和5年 8月 6日 日曜日 天候☀️晴れ 30.8° 湿度67% 気圧1002.1hPa 風向・北東3.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:59分 日の入18:45分
🌗月齢19.2

 昨日、一昨日と撮影したスマホを持って「カメラのキタムラ」に出向き、現像。
最近はデジカメなので修正もできるし現像も簡単。便利になった。
 ネガ・ポジ時代に比べると比較にならないほど、簡単になった。地踊衆・総踊り衆を踊り講師にまとめて手渡し、配って戴く。
 それでも午前中はほとんどこの作業で費やした。
 地踊衆や総踊り衆もSNSなどを利用なさっておられる踊り手はいらっしゃるとは思うが、小職に連携していて下されば、わざわざ現像する手間も省けるし、費用負担も減ることができる。

【昨夜のみなと祭り総踊り衆の会場風景】

 SNSにも便利なところがあるのだから、これからは少しずつ自治会内でもSNSの普及を推進していかねばならない。

【自治会・役員で「LINEグループ」】
※このデジタル分野の人材を自治会内部から育てていかねばならない。


 地域デザインカレッジに参加している自治会でも本年度の取り組み事例でSNSの普及と活用を進める自治会が幾多ある。
 いづれの自治会も現状に不安や不便さを感じ、自治会活動の改善を図り効率化・事務負荷軽減化に舵を切り出した。民間企業はもちろん、行政でも業務でDX化が叫ばれ始めている。

【DXのイメージ図】
※膨大な行政文書(アナログ情報)を電子ファイル化してデジタルデータに加工すれば、誰もが素早く活用できる。そのためには先ず行政文書をスキャニングしてPDFファイルに変換し、ナンバリングして時系列的に保管することだ。


 DX:  Digital transformation とは、デジタルテクノロジーを活用して仕事・文化・顧客対応等の場面で新たな付加価値を伴う業務展開をしていくことだ。
 実現するためには、自治会・行政自治体・世帯住民が三位一体でDX化に取り組む必要がある。
 「自治会改革は言うは易し行うは難し。」
 組長会でも気軽に自治会改革を唱える組長がいるが、そう簡単なものではない。
自治会活動を片手間程度に参加しておきながら、改革、改革と口にするので、事業の一部の遂行を依頼しようものなら、
「俺はもう80歳を超える高齢組長なんだ。そんなものはお前等が考えてお前等が実行するんだよ。何を言っているんだ?」
 要は、改革する気もなければ自治会活動を真剣に取り組み気概もないのだ。
 自治会の現場に必要なものは
『自治会に評論家は要らない。地道にコツコツと目の前の課題に真摯に取り組めるか?』だと、愚考する。
 
「殿二自治会 日誌19」終わり       20へと続く。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?