【こどもん】生チョコってなに?~そしてチョコレートと片頭痛

【こたえ】チョコレート加工品(チョコレート生地を全重量の40%以上使用したもの)のうち、クリームが全重量の10%以上であって、水分(クリームに含有されるものを含む)が全重量の10%以上となるものだよ

上記は公正取引委員会が「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」に定めた定義である。

水分の割合が10%以上含まれると、あのやわらかい独特の触感が生まれるということらしい。

もともとはスイスでうまれたものであり、ガナッシュも同様の理由で柔らかい(そして賞味期限も短い)。

国産初の生チョコレートは神奈川県平塚の洋菓子店「シルスマリア」で販売された。現在でも元祖生チョコレートとして販売されている。

脳神経内科としては、チョコレートで片頭痛を起こしやすいという説が思い浮かぶ。ただし一般頭痛患者を対象とした二重盲検では発生率に差はなく、プラセボ効果のひとつと考えられている。

2020年にNutrientsに記載されたレビューにおいても、チョコレートと片頭痛の関係は明らかではなく、食べることを避けるようすすめないことが推奨されている。


ちなみに、今年のバレンタイン、娘からチョコのプレゼントはなかった。

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