BPD当事者が語る「理想化とこき下ろし」
※BPD=境界性パーソナリティ障害のことを指します。以下ではBPDと記述します。
理想化とこき下ろしとは何か
ネットで調べると、理想化とは「相手は自分の要求を何でもかなえてくれるすばらしい人であると認識すること」
こき下ろしは「今まで理想化していた対象罵声などを浴びせ相手の尊厳を傷つけるような行為を行なうこと」
というような検索結果が出てきます。
この情報が間違っているわけではありませんし、症状が強い方はこのようなこともあるかと思います。
しかし、個人的にこの情報を鵜呑みにしてしまうと、「BPD=怖い、危ない」という印象を持たれてしまうのではという懸念があります。
こき下ろしのリアルな実話
わたしもこれまでに恋人との喧嘩で強い言葉を使ってしまったことがあり、今でもとても反省しています。
発言した内容としては、
「私ばっかり我慢して辛いのに、あなたは苦しんでいなくてずるい!」というものです。
ですが、これ以上に厳しい言葉をかけたことはないですし、これは罵声ではないと思います。
個人の見解ですが謂わゆる、喧嘩の言い合いの範囲かと思っています。
確かにBPDは感情を上手くコントロールすることに困難があります。
しかし、どんな病気にも症状の重さに違いがあるように、BPDにおいても、全員が相手を追い詰めて傷つけるわけではありません。
ただでさえマイノリティで認知度の低い障害です。誤解のない正しい情報が皆さんに伝わることを願っています🍀