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Spinshot Player の使い方/チュートリアル

本稿では、硬式テニス用の球出し機「Spinshot Player」の使い方をまとめます。
※ 公式マニュアル(英語)はこちら

注意事項

  • 雨天では使用できません (本体が濡れたり、濡れたボールを使用したりすると故障します)

  • 使用後は、電源を切ってください (バッテリーが消耗・劣化します)

  • バッテリーを充電状態のまま放置しないでください (長時間フル充電状態が続くと、バッテリーの劣化が早まります)


本体操作

電源を入れる

本体側面の「POWER」を「ー」に切り替えて、電源を入れます。電源投入後に初期化が行われ、20秒ほどで起動します。

電源を切る

使用後は、本体側面の「POWER」を「◯」に切り替えて、電源を切ります。

バッテリーを充電する

本体側面の充電端子にACアダプタを接続します。

チャージには、8時間から15時間かかります。チャージ中は、ACアダプタが赤く点灯します。チャージが完了すると、緑の点灯に変わります。
※ フル充電状態でACアダプタを接続したままにしないでください。バッテリーの劣化が早まります。

ボールをセットする

本体上部の白い蓋を広げ、ボールを投入します。乗せすぎると動作中にこぼれ落ちるため、100球程度を目安にご利用ください。

配球パターンを選ぶ

12種類のドリルから、配球パターンを設定できます。初期設定では、以下の配球パターンが設定されています。

  1. フラット

  2. トップスピン

  3. バックスピン

  4. バックハンド

  5. フォアハンド

  6. 左右に交互 (振り幅: 小)

  7. 左右に交互 (振り幅: 大)

  8. ロブ

  9. ストロークとネットプレーを交互

  10. 左右にランダム

  11. 上下にランダム

  12. 上下左右にランダム

配球パターンは、アプリからカスタマイズすることができます。アプリの使い方は後述します。

球出しを開始する

スタートボタンを押すと、球出しが始まります。
※ 電源投入直後は設定が初期化されるため、後述のアプリ利用には、一度スタートボタンを押す必要があります。

球出しを停止する

球出しを止めるには、ストップボタンを押します。ストップボタンを押しても電源を切らない限り、一部のモーターは回り続けます。


アプリ操作

アプリをインストールする

次のサイトの「Drill Maker App」をスマホにインストールします (iPhone / Android に対応)。
https://spinshotsports.com/pages/drill-maker-app

スマホとSpinshot Player をWifi接続する

Spinshot Player 本体の電源が入った状態でスマホのWifi設定を開き、「SPINSHOT_6EE4」に接続します。
※ 複数人で同時に接続することはできません。

アプリを立ち上げる

「Drill Maker」アプリを立ち上げます。

次のアプリ画面が表示されます。

アプリとSpinshot Player を接続する

画面の「Connect」をタッチします。接続が完了すると、「Connect」ボタンが「Start / Stop」に変わります。
※ 接続には位置情報のアクセスを許可する必要があります

電源投入直後の場合は、本体側面のスタートボタンを押してください。アプリ操作が有効になると、タッチしたドリルが青色に変わります。

この状態でアプリから「ドリル選択」「球出しの開始」「球出しの停止」の操作が可能です。

配球をカスタマイズする

カスタマイズしたいドリルを長押しすると、ドリルの編集画面が表示されます。ドリルは6球単位で設定します。球出しを停止するまで、6球の配球パターンが繰り返されます。

設定項目の意味は、次のとおりです。

Horz
左右方向 (R:ランダム、1:バック側最大、10:中央、20:フォア側最大)

Speed
球の速さ (1:遅い、20:速い)

Spin
回転量 (-9: スライス最大、0:フラット、9:スピン最大)
※ 回転量を増やすとボールスピードは低下します

Hght
軌道の高さ (R:ランダム、1:低い、50:高い)
※ ストロークやボレーであれば、回転量に応じて10-20がオススメ。50はロブ。

Feed
球出し間隔 (1:ゆっくり、10:毎秒)
※ ストロークペースなら8がオススメ

「ALL」の欄では、6球すべての設定を一括して変更できます。設定が完了したら「Save」を押してドリルを保存してください。


おすすめドリル

本体をベースライン中央に設置した場合のおすすめ設定を紹介します。
※ 本設定は、硬式テニスボール「Wilson TRINITI」を使って調整しています。空気の抜けたボールでは想定の飛距離がでないため、ご注意ください。

基礎:フォアハンド

フォアハンドのスピンボールを6球繰り返すドリルです。

基礎:バックハンド

バックハンドのスピンボールを6球繰り返すドリルです。

基礎:フォアボレー

フォアボレー向けにフラットボールを6球繰り返すドリルです。

基礎:バックボレー

バックボレー向けにフラットボールを6球繰り返すドリルです。

実践:高速ボレー

フォアとバックのボレーを6球交互に繰り返すドリルです。球速と球出しの間隔は、最速の設定です。

実践:ストロークから展開

ストロークを3球 (フォア・バック・フォア)、ボレーを2球 (フォア・バック)、スマッシュを1球のドリルです。

実践:アプローチから展開

フォアハンドのアプローチ、バックボレー、スマッシュ、バックハンドのアプローチ、フォアボレー、スマッシュのドリルです。

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