コマンダーサミット大阪レポート
12月25日に行われた晴れる屋トーナメントセンター大阪の最強統率者に参加してきたのでレポート。
現在のリストは下記。
【バルソーリスト】
最近のメタを考えると、寿司やログテヴェの影響から呪文が1ターンに制限される置き物が多く、以前採用していた覗き込みを外して具現の技を採用している。
具現の技を採用しているバルソーのリストをあまり見ないが、掘れる枚数が多い事と、切削→リアニが一連の効果になっているので対象を取るタイプの墓地対策が効きにくく、呪文回数が制限されている場合に相手のカウンター回数が制限されるため押し込める事が多い。1回目の効果でラミアや破滅を囁くものをリアニ出来れば、ほぼ勝ち確定なのも高評価である。
1回戦
【メーレン→ヴァニファール→ログテヴェ(友人)→バルソー】
ログテヴェの上に座りたかったがなんたる不運。
ログテヴェ相手はスピード勝負は同等だがアド稼ぎで不利になるため、ヴァニファールに少量しか入っていないであろうカウンターをピンポイントでログテヴェに撃ってもらう展開を祈るしかない。卓全員でログテヴェの減速を狙いつつ、何処が抜け出せるかというところか。と思っていたらマナ加速+具現の技+生ける屍という2キルハンドでキープ出来た。
上述した通り、ヴァニファールはカウンターが少なく、最序盤は生き物を展開しているはずなので特に問題なければ2キルを仕掛ける事を決めてキープ。
意気揚々とゲームを始めるとメーレンから2ターンに出てくる虚空歩き。
それは大問題だよ。
虚空歩きがいればログテヴェの減速にはなるが、長く居座られると私のゲームがまともに仕掛けられないので生ける屍を撃ってメーレンとヴァニファールを壊滅させる。
ログテヴェ押し上げているのは俺じゃあないのか?
具現の技を撃ってみると、ファイレクシアの発掘者+若き屍術師+ヨーグモスとめくれたので、当分はこの細かい除去&ドロソをログテヴェのスラルに当てつつ、時間稼ぎしていく方針に決定。発掘者の4ルーズが地味に痛い。
ログテヴェが願い爪のタリスマンを場に出した返しにメーレンが吸血の教示者。
ここで敵対工作員か墓地対策の2択かと思ったが、フルタップでメーレンが出てくる。
デッキ的にフェアリーの忌み者が濃厚と思いつつ、墓地にある発掘者、若き屍術師、ヨーグモスの組み合わせを再度釣り上げて頭蓋骨締めを持っているログテヴェを減速させようと動いたら残念ながら忌み者が出てきてヨーグモスが追放された。
その後、メーレンのネクロポーテンスをヴァニファールが奪い、6枚ドローするもアドを稼ぎ切ったログテヴェのボ城むかつきでトップを確認されながら惨殺。虚空歩きが手札に回収されていた状態だったので、ヨーグモスをリアニメイトを狙うのはメーレンへちょっと圧をかけ過ぎてしまっただろうか。
2回戦
【クラーク逆嶋→ナジーラ→バルソー→トラダーゴ(友人)】
カウンターが濃いためリアニメイトプランは補助に据え、ジェネラルのタイプを見て全除去を撃てる状態でゲーム開始。
序盤のクラーク、ナジーラの展開を虐殺のワームで一度流して殴りプランを採用。全除去なども喰らいつつ、クラークを3回除去した段階で1ターンでのクラーク逆嶋揃いは無いと思ったが既に息切れ状態で、精神を刻むもので殴るのみ。
トラダーゴがダーゴと出産の殻を揃えている状態でターンを回してきたので、駄目元でバザールを捻ると若き屍術師が引けたためキャストして墓地に居るラザケシュ釣り上げて刻むものをサクるところからLEDコンボで勝ち。
トラシオスのタフネスが高くてなかなか触れずアドを取られ続けたのが結構辛かった。それはいつもの通りか。
3回戦
【コルヴォルド→ヤロク(友人)→バルソー→ウィノータ】
カウンターが薄いが死儀礼2体+悔恨する僧侶等が出てきうる卓。
マリガンしたが縫い師への供給者位しか墓地肥やしが得られない状態で泣く泣くゲームスタート。心なき召喚があるので、いざという時に燃やして6枚墓地を掘るしかない。
ヤロクから死儀礼が出てきたので、寝かしてくれないかなとフェッチを2枚切って墓地に置いておくも、全然寝かしてくれない。友人だから手の内がバレていて辛い。ウィノータが手出しするクリーチャーがほぼ人間だったため、スタックス状態にこそならないが、かなりのクロックとなって、それらが全部こっちに襲い掛かる。
死儀礼1枚に対して仕掛けられるタイミングができたのでバルソーを起動したが、心なき召喚→供給者の表裏の切削6の後も墓地はブラッドペット+ミケウスのみであり、心なき召喚環境下ではミケウスが追放されてリアニできなければ、1回目のリアニの効果は虚無となる。
ヤロクとウィノータのプレイヤーが話し合い、私の対応はヤロクプレイヤーが行う事となったようで、ミケウスは追放されていった。
供給者から切削されたのはウーズ、スカージの使い魔、ラミアと高密度だったので、次回のバルソーが起動出来れば勝てそうな雰囲気になるが、死儀礼に追放されるかが勘所。
ヤロクは一度打ち消された寿司に執着して、ヤロク+永遠の証人で墓地のデモコンと寿司を回収して次のターンに勝ちと言わんばかりにエンド。
バルソーを起動してウーズ+アスモデウス+スカージの使い魔が揃ってドローしまくったところで気付いたが、ミケウスが居ないので無限頑強が決まらない。ヤロクの手札に寿司が居る事を思い出したので、精神を刻むものの効果で全員の手札を落として、寿司を貸して貰って勝ち。辛勝であった。
準決勝
【ティムクラ→ネザール→バルソー→ムルドローサ】
この卓は青が濃いためバルソーが通らないという予想の元、マナ加速と太いクリーチャーでキープ。
ネザールから相殺が出て白鳥の歌、払拭が手札に入った事を確認できたので、バザールで手札のインスタント・ソーサリーを捨ててマナ加速や墓地肥やしを行った。アガディームの墓所もマナ加速に寄与しているので、何度かキャストするつもりでバルソーを唱えると意外にもスルー。
(優勝者BBさんのブログでは、もみ消し鳥があったようで通ったとの事)
ムルドローサがフルタップになったタイミングでティムクラが脱出コンボを試みるが、これまでネザールが溜め込んでいたカウンターが出てくる出てくる。最終的に相殺のトップが3マナとなった状態で、ティムクラ側が勝ちを確信したのかギリギリのマナから願い爪起動→LED砕き白マナ3つでサーチを開始するも相殺のトップは依然3マナ。人間、興奮すると記憶がおろそかになるものですね。
ティムクラとネザールの激しいカウンター合戦中にティムクラの唱え損ねが
あったため、ネザールのマナが全部寝てしまい、バルソーのループが始まって勝利。
決勝進出!
決勝戦
【ウルザ→バルソー→マルチェッサ→ネザール】
この卓も青が濃いためバルソーが通らないという予想の元、
太陽の指輪、水蓮の花びら、土地3枚、ミケウス、生ける屍の7枚をキープ。
青がお互いに牽制している間にクロックで稼ぎ、(基本的には)自分の上家のウルザを暴れさせてカウンターを減少させてから仕掛ける事が理想的な流れとなる。
詳細は公式カバレージに譲り(公式カバレージ)、ここではプレイ中の心境を中心に記載する。
ウルザが2ターン目から加速してトークン+Remoraまで展開している状態。このままでは下家番の2人が無理に動こうとしてRemora大量ドローの可能性があったため、生ける屍を除去として使用する事にした。花びら含めてマナ加速が間に合ってよかった。
その返しで出てくる倦怠の宝珠、やはりこのゲーム、クロックしか勝たん。
宝珠のおかげでウルザが構築物トークンを連れてこなかったのでミケウスと夏侯惇で殴り続ける。
ウルザが唱えた運命のきずな、アミナトゥの占いは青の2人が何とかしてくれたので、カウンター合戦でウルザが墓地に落とした心悪しき隠遁者を忌み者で除くなど地味に頑張った。
(ゲーム終了後、ウルザは逆転棒が揃っていたようで追放がかなり痛かったとの事。)
思うようにクロックが引けなかった事に加え、スタック置き物をプレイヤーごと除去できた場合に備え、バルソーも場に出しておく。
ライフ勝負になる事が予想されるため、不死とその後も何度もキャストできるブロッカーとして重宝する。
ウルザがコントロールしているウルザの物語の第三章から墓堀りの檻が出てくる。今回のゲームにバルソー起動は関係ないまでも、序盤に使った生ける屍であれば檻から脱獄できるため、夏侯惇で回収するタイミングを計ったがタイミングはなかったので殴り続ける。倦怠の宝珠が痛いと思いつつもラミアを戦場に追加してウルザを中心に通る所を殴り続ける。(殴り続けてばかり)
途中からネザールがウルザのライフを狙い始めたため、これ幸いとばかりにミケウスと夏侯惇でネザールのライフを地道に削っていく。
その後は公式で書かれている流れとなり、最終ライフで2位判定で景品をいただきました。
惜しむらくは差し替えていたアンデッドの執事が元の背教の死神であればクロックが6-9点違ったかというところと、ウルザが毎ターン叩き付けるガチャを脅威に感じすぎて殴る回数が一回多かった様な気がする。時間切れを意識してすぐにネザールに切り替えるべきだった。
長年続けていたバルソーで大きな大会の決勝まで進めたので、今年の成果としては十分だと感じています。大会の決勝卓は、メタ、構築、運を含めて当日最高にノっている4人で遊べる機会なので、非常に満足できました。
コマンダーサミットを開催してくださった晴れる屋さん、普段遊んでくれる友人達に感謝いたします。
余談:
翌日、帰路で横浜晴れる屋さんのガチコマに行ったら0-3でした。
「統率者戦は水物」これを強く意識して楽しんでいきたいものですね。
以上。