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ものづくりワールド九州に行ってきた

12/13 に、ものづくりワールド九州に行ってきました。

いきなり感想

一番の感想は・・・ものすごく疲れました。
会場を5時間ぐらいうろうろしたと思います。途中、キッチンカーの昼食もとりました。
翌日、足腰ガクガクです。
出店数が多く、話を聞いてるとかなり時間が経ちます。
後半は辛くなってきたので、あまり突っ込んだところまでは見てませぬ。

マリンメッセ福岡へGo

場所は博多駅から北西へ3kmぐらい。

大博通りをまっすぐ行くだけで着くんだけど、混雑してて時間がかかります。こんなことなら博多じゃなくて、呉服町まで地下鉄で行けばよかった。

バス停前はくっそ寒い。
マリンメッセ行きはしばらく来ないので、国際センター行きにのった。
ひっさしぶりのバスです。運転手はおばちゃんドライバーでした。
どこで降りたらよいのか尋ねたら、「石城町」がよいとのこと。
おばちゃんありがとう。

ベイサイドプレイス博多の向い側に位置します。
おれが若い頃はできたばかりで、デートスポット的な場所だったんだが今はどうなん?

でっかいフェリーも見える。ニューかめりあ。
5時間半かけて釜山に行くらしい。
まったく知らなかったぜぇ。

見えてきたぜぇ!寒いぜぇ!

到着したぜぇ!
この写真では人の気配がないけど、1時間後ぐらいは賑やかになってました。

いくつか紹介

たくさんのメーカーが展示しています。
ぼよんの記録に残ったところだけご紹介します。

HIWIN

リニアモーターとリニアレールで動く3軸の何か!

スタッフさんがリニアモーターを熱く語っていたが、おれはピンときていなかった。
今、ネットで調べたら。軸のないモーターだそうです。
げげぇ、もっとちゃんと見ておけばよかった。
この機械はけっこう大きい。可動部だけでおそらく30kgぐらいはある。
それが、ぐいんぐいん動き続けていました。
近寄ると痛い目に遭いそう。だからケースがついてるんですね。

すぐ横に見覚えのある部品が・・・。

緑と赤のリニアレールです。
HIWINってリニアレールのメーカーだったのか。
おれも以前ポチったことがある。
ちなみにおれが買ったのはバッタもんだったのか、不良品なのか知らんがとても動きが渋かった。当然ながらこの展示品はすいすい動く。

MISUMI

工業製品の部品といえば、MISUMIです!
なんつってな、おれは買ったことありません。
ぽちろうとしたらあまりの高さに諦めた。
ホビーレベルで近づけませぬ。

ところが、MiSUMi ecnomy というブランドを今年から立ち上げたらしい。
品質をさげて、安価な部品をラインナップしているそうです。
品質を下げるというとネガティブに聞こえるかもしれないけど、用途によってはオーバークオリティだったりするものもあるので、ニーズに応じてラインナップを分けるということです。

プーリーやベルトも揃ってるー!

そんなに高くない・・・気がする。

ミスミのサイトを見ると、こんな風に表記されている。

でもね・・・、サイトの整備が追い付いてない気がする。
商品を探したくてもうまく出てこなかった。
便利に取引できるようになるには、もう少し時間がかかるんじゃなかろうか。
今後が楽しみです。

どら焼きをもらいました。

韓国のよくわからん金属部品屋さん

ごっついチェーンです。ほんとにごっつい。
普段お目にかかりません。
フェリーに乗ると、ごっつい鎖をみかけるぐらいかな。

そんだけ。
中国、台湾、韓国からも出店してるのですが、割と地味目なブースなのでおれみたいな実務を伴わない人は見に来ないので人が少なかったように思います。あと、パッキンやOリングのメーカーなども地味なので人が少ないです。大事な部品なんですけどねぇ。まぁ、しょうがないよね。

スター精機 eins

eins事業部はロボットアームの先端部分を作ってるそうです。
真ん中のロボットアームが目立ってしまうけど、そこではなくて先端部分です。

ペットボトルを握るアーム

いろいろいろいろある。
ロボット好きにはたまりませんなぁ。

KOBELCO

神戸製鋼です。
ハニカム構造のアルミ合金材です。

はにかむじゃないよ。ハニカムです。
正六角形柱は、材料を減らしつつ強度をなるべく維持することができるそうです。だから結果的に軽い部材ができあがる。

正六角柱であることの理由はこちら

同じ体積の図形による3次元空間充填で、表面積が最も狭いのは何か

という問題(「ケルヴィン問題」)を考えることができる。この問題は未解決だが、既知の最適な答えはウィア=フェラン構造と呼ばれる等体積の12面体と14面体からなる充填である(1993年にこれが発見されるまでは切頂八面体がそうだった)。しかし、ある種の制約(例えば、孔が貫通していなければならない、問題となる空間が薄っぺらい、複雑な立体加工はできない、など)の下では、正六角柱が答えとなる。

Wikipedia

この写真のアルミ材は新幹線の床材だそうです。
お土産にこのハニカム材をもらいました。つかいづれぇーよ。

goot

はんだごてのメーカーです。
「はんだごてを使っていらっしゃいますか?」と聞かれたので、「こんなやつ」と特徴を伝えたところ、
「あぁ、、、それはうちのじゃないです」と、一瞬気まずい空気(笑)

600Wのハイパワーなはんだごてを実演していました。
おれもちょっとやってみた。
こてだけじゃなく、ケーブルも半田も太い!
ホビーユースじゃ使いどころがねぇ~。

カタログとはんだ吸い取り器をいただきました。
おれのは白光のこてですが、gootはデジタル表示だしスリープモードがあって、自動復帰も速いんだとさ。

さきっちょは、この斜めカットのやつがよいそうです。
最初からつけとけばいいのにね。

キャステム

アルミのロビンマスクのマスク。
こういうのは素人の目を引くよねぇ。

これはアルミですが、ステンレスのマスクを受注販売で売ってるそうです。
金属加工部品の会社さんのようですが、一般小売向けなものも取り扱ってるようです。

ボールねじ屋さん(名前忘れた・・・)

ホビーユースの3Dプリンターのボールねじとちがって、凹部分的がR加工になってるだけじゃなく輝いてる。
きっとお高いんでしょー。

細い穴を開ける屋(忘れた)

覚えてなくて申し訳ない・・・。
600mmの金属の丸棒のセンターに穴を開けるらしい。
片方向だけでΦ1mm の穴を貫通しちゃうらしい。

どセンター!

ヒートシンク屋さん

中央やや左の黒いヒートシンクは、鍛造で作るそうです。

鍛造だとあっという間にできるらしい。てっきり削るのかと思ってた。
鋳造を切削したものよりも、丈夫で熱伝導率がよいそうです。
左端の黒くて丸いものは樹脂製です。
放熱性能はアルミほどではないが、ちゃんと放熱するそうです。

三有研器株式会社

右上のギザギザは、手で切り取り可能な状態の切れ目を入れるやつです。
真ん中上のやつは、お菓子とかの袋のジグザグになってるやつをカットするためのものだそうです。左側はパイプカッターとか、精度の高いやつ。

モリテック:金型不要ゴム切削メーカー

これ、全部削り出しだってさ。変形してないのがすごい。

知らない人からすると、ぐねぐねしたものを全部ゴムと呼ぶのですが、それぞれ素材や物性が違うそうです。

copilot の回答です


日本3Dプリンター

MarkForged の 3Dプリンター

カーボンファイバー(グラスファイバー)と、カーボン素材のフィラメントの両方で造形するそうです。
200~300万ぐらいって言ってたけど、ぐぐったら400万ってでてきた。
この写真はグラスファイバーです。
クラッチレバーをカーボンファイバーで印刷したものがありました。
おれの力ではたわみませんでした。すっごいな。

ただ・・・大量生産には不向きなので、使いどころがよくわからんです。

アップルツリー

中も複雑です

ぼよん氏も履いてみた

Closing

他にもいろいろ見てきたんだけど、もう疲れて写真も撮ってませぬ。
ITシステム系の展示もちら見しましたが、まったく興味なし!

個人的には、「精巧な機械制御」と、それを支える「精巧な部品づくり」が面白かったと思います。

見に来てる人は、やはり工業系の企業の人が多いと思います。
同じ制服(作業着)を着てるグループはよく見かけました。
ちょっと意外だったのが、割と若い女性がちらほらといたこと。
ブースの方と熱く会話していました。
きっと彼女たちもものづくりをやってるのでしょう。

ITのみの世界では成り立たない。あんなのは一部の者が富を築くだけです。
世の中はモノを作って・モノが動いてなんぼです。
ものづくりをやろう!

おしまい

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