Snapmaker J1 が出るぞー
何か月か前にSnapmaker Artisan の記事を書きました。
もうすぐ販売されるようですが、これとは別のモデルも出るみたいです。
これもクラウドファンディングで資金集めをしていたらしいです。
まったく知りませんでした。
特徴
ぱっと見でわかるのは、
・箱入り
・デュアルエクストルーダー
ですね。
これだけなら、従来品でもときどきありました。
コスト的に高くなるのでホビーユースでは珍しいと思います。
特徴は 最大350mm/s の印刷速度だそうです。
まぁ、多少は盛ってるはずなので300mm/s ぐらい???
うちのX5SA Pro改 は 150m/s が限界なので倍の速さですね。すげーな。
詳しい情報をぐぐってみたところ、以下でした。
・印刷範囲は 幅300mm 奥行200mm 高さ 200mm
・最大移動速度はレイヤー厚によって異なる
0.2mm の場合は 200mm/s
0.1mmの場合は 350mm/s
・ベッドは100℃まで、ノズルは300℃まで
あぁ、これいいなぁ。
今できないことがだいたいできてしまう。
まず、幅と奥行きが違うのがよい。
でかいと場所食うし、ベッドの保温に時間がかかるから。
大きなものを印刷できるのは正義かもしれないけど、実際は印刷することは滅多にありません。時間かかるから。
2倍のサイズを印刷すると、8倍時間がかかるんです。
失敗リスクも上がります。
ノズル径を2倍にすると2倍ぐらいで済むかも・・・。でも、荒くなります。
部品を分割して組み合わせるのがよいです。
しかもその分割した部品の一部は、3Dプリントではなく木材やアルミの板材だったり。でもたまには長いものを印刷したくなるので横長ベッドはいいと思う。
次に、箱入りで300℃までいけるのがよい。
ABSやPCなども安定して出力できるようになる。そして静かだし、多少は置き場所の融通が利くようになります。扇風機があたっても大丈夫かも。
あとは、オーバーハングを気にしないで印刷できるのがよい。
でもこれは実運用的には難しいかも。2つあるノズルの片方をPVAという水溶性のフィラメントをセットすることになります。
さっき、Amazonで見たけど500gで4000~9000円でした。たっけーな!
サポート部分だけなのでそんなに減らないのかもしれませんね。
確か吸湿しやすいから管理も大変だし、サポート剤を溶かすのも時間がかかるんじゃなかったっけ。
でも、いいねぇ!
ここに技術的な記事がありました。開発者Blogです。
速さの秘密は、Klipperと同じように Input Shaping や 角部分の急激な速度変化をいい具合に制御してるところらしい。
おそらくJ1の基盤のファームウェアに組み込んでるはず。もともとKlipperにおいては、演算量が多くてファームウェアのHWでは処理しきれなかったので外に出して実現したという経緯があるんです。数年たつとHW事情は大きく変わるんだろうと思います。安価な3Dプリンターに使われているHWは先進的なものではありません。他の電子機器に搭載されているものが代替わりして価格がこなれてきて安価な3Dプリンタにも展開されてきたんだと思います。計算が複雑といっても、パソコンやスマホのように膨大ではないはず。
うちのKlipperは富士通の6年落ちぐらいのタブレットで動いていますが、印刷中のCPU負荷は10%ぐらいです。これぐらいの性能は簡単に出せるようになったんでしょうね。
加えて、もう一つ耳よりな話題が!
この機能は、Snapmaker2 にも展開されるらしいです。
持ち主はこれが気になるねぇ。
あぁ、でも最近はCNCメインにしたんだけどなぁ。
気になるお値段は
$1,399 だそうです。プリオーダーは $1,099 です。
えーと、今の為替だと 1.5 掛けて、ついでに関税が10%ぐらいかな。
23万円!
う~ん、道楽ですな。
そんなに出すぐらいなら、S1 Pro をケースに入れてKlipper化するでもいいかなぁ。
合計すると8万ちょいです。あとは根性でセットアップすればそこそこいい具合になるんじゃないでしょうか。
う~ん、どっちも見てみたい。
誰か!
勇者さまはおりませぬかぁ~!
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