積層ムラの改善 その1
最近ずーっと3Dプリンタをいじっております。
Klipperを使いだしていい感じになってきたはずが、積層ムラがひどくなってきました。これを直さないと使い物になりませぬ。
タイトルの画像は顕著な例です。
スパイラルモードで印刷するとこんな感じになる。
ところどころくっついてないせいでパキッっと折れてしまいます。
Marlinだとうまくいくけど、KlipperだとおかしくなるのできっとKlipperのせいだと思いこんでいました。
Klipperのgithub で issue を書いてみました。
すると、「おめー開発者じゃねーだろ!一昨日来やがれ!」を、もっともっとマイルドにやんわりとした英語表現で断られました。
ほんとは「ここは開発者用だからこっちで相談してね」ぐらいのトーンです。
で、つぎにこちら。
こっちが一般ユーザーのフォーラムといいますか、ユーザーグループです。
サイトはgithubとは異なります。
こんな風にカテゴリーが分かれております。
こっちで尋ねたところ、「機械的な問題だろ、デコ助野郎が!」をもっとやんわりと罵られました。
うそです。
こちらでも親切に助言をもらいました。
この部品がよろしくないらしい。
ちなみにEnder3はこんなやつ。リジッドタイプですな。
正式名がよくわからんのですが、カップリングとかカプラーとか言うみたい。
Ender3は完全に固定するタイプなんですが、X5SAはアルミブロックに切れ目が入ってて、ちょっとだけばねのようにたわみます。
微妙なずれを逃がす働きがあるようです。
でも、これが悪さをしてるっぽい。
ベッドを指で押すとびみょーにたわみます。この部分が動くせいです。
X5SAを使い始めて1年経ってやっと気がついた。
Klipperの場合に顕著に発生する理由はよくわからんけど、小まめにZ軸を制御してるせいなのかな?あんまり上下に動くのはよくない。片方向だけ力をかけるぶんにはまだ大丈夫だけど、上下だとばねみたいに動いてしまいます。結果的にタイトルのような形状になってしまうようです。
とりあえず、マスキングテープで固定してみた。
これだけでも それなりに効果があるみたいで、ある程度は改善されました。
何度も印刷してるせいで、ゴミ製造機と化しております。
でも、まだまだ足りない。
ちゃんとした部品に交換しないといけないみたい。
おすすめ部品も教えてもらいました。
1個1000円。うほ、たけーな。2個必要です。
上下が分割されてて間にブッシュが挟んであります。
この部品が振動を吸収するんだってさ。凝ってますなぁ。
自動車が古くなるとこの部品がヨレて振動が増えます。
交換するとシャキッとする。でも、車好きじゃないとやんないと思う。
しかし、待ちきれずにAmazonで似たようなものを注文しました。
サイズさえ間違ってなければ大丈夫だと思います。
赤いところはポリウレタンエラストマーなんだってさ。
到着が待ち遠しいぜ。uxcellだから中国発送だろうなぁ。
たまに国内発送もあるので期待しよう。
この状態で久々に3DBenchyを印刷してみました。
レイヤー 0.2mm 、150mm/s で 46分です。まぁまぁ速いね。
ところどころに積層ムラがあります。マスキングテープの限界かなぁ。
でも、全体的な造形は今まで一番よいかもしれない。
下の方にプーリーの歯に同期した跡が見えてるから、ベルトの張りが強すぎ過ぎなんだと思います。
こっちはSnapmaker2で作ったロゴです。
半透明オレンジのPETGです。
Snapmaker2の造形はかなり精確です。
ちょっとうるさくて遅い。
このぐらいの精度が150mm/s でできたらいいなぁ。
3Dプリンタを初めてから2年半ぐらい経ちました。
ようやく、まともに使えるようになってきた!?
この造形なんか、割と気にってるんですけどねぇ。
シルバー風のフィラメントも追加して、ツートンでギアを組み合わせると面白いとおもう。
せっかくなので、動くものを作ってみたい。
楽しみが広がるぜ。