8cmスピーカーユニットを交換する その2
ユニットが届いたので作業開始!
前回はこちら。
アルマイト仕上げのフェイズプラグが美しい!
磁石は小さめです。FostexのFE系と同じぐらいです。
ややチープな外観なのであとで外装をつけてみよう。
フェイズプラグってのは真ん中の金属の突起のことです。コーンの中央には音の干渉があるらしく、フェイズプラグに反射させると前方に向かってくるのだとか。よくわからん。ウーファーにはないので高音域に効果があるのだと思う。Fostexのユニットにはフェイズプラグはほとんどありません。
メーカーによってこだわりがあるんだろうなぁ。
交換する前に今のスピーカーの状態を記録してみることにしました。
なるべく同一条件で計測します。
おれが計測で使ってるのはiPhoneのアプリです。簡易ですが気軽に計測できます。
絶対値を収集することにはあまり意味がありません。環境を揃えて交換の前後での比較を行います。
測定環境
・デスクトップPC:10年ぐらい前に買ってからごにょごにょカスタム
・サウンドカード:Sound Blaster Audigy Fx
・アンプ:FX-AUDIO FX202A/FX-36A PRO
・音源:ボン・ジョヴィの Livin’ On a Prayer
・Aメロ終了までの約二分間の各周波数帯の最大値を収集
上の機器構成を見るとわかる人にはわかると思いますが、割とチープな構成です。でも、十分に良い音がでますよ!
まずは、ぼよん3号機
次に、ぼよん15号
ざーっと見比べてみると ぼよん15号のほうが
・低音側(63Hz以下)が10デシベルほど強い
・高音側(10kHz以上)が5デシベルほど弱い
16kHz 付近まで出てますが、おっさんの耳には聴こえません。
それに-60dB 付近って音量的に聞こえないと思います。
でもね、今付け替えてみて思ったのですが どちらもそれなりに良い音を出しています。
3号のほうが高音の艶やかさのようなものを感じます。
曲や動画を再生してると ちょっとした効果音にハッとするんです。
生々しくて部屋の何かが落っこちたり物音を立てたような錯覚を起こします。
対して、15号のほうはちょっと奥に引っ込んで、「ここから出てますよ~」と言ってるような印象です。
これってユニットのせいじゃなくて、箱の残響音が外に漏れてるせいじゃなかろうか。
となると、ユニット交換の前に箱の調整をやったほうがよさそうです。
せっかく新しいユニット用のカバーを作ったんだけどね~。
サポート材が取りづらいので設定を見直そう。ここがキレイに揃っていないとカバーが浮いてしまいます。
はるかざさんの過去記事がとても役に立ちます。
Curaを使ってる人はぜひ読んで欲しい。
だったらちゃんと設定してろよって話なんですが、いろいろと取りこぼしがありました。
Curaを何度も再インストールしたことがあるので設定が飛んでしまったんだろうなぁ。
続く。