X5SA Pro ダイレクトエクストルーダーの交換 Orbiter その3
今回はまぁまぁの進展です。前回はこちら。
JST 2.0 PH 6ピン コネクタを買いにカホパーツセンター行ってきました。
うちから交通機関だと 片道40分260円かかります。
チャリだと6.5km 30分です。
ということで、チャリで行ってきました。
もう、探すのが大変。
お、これはなんだろう。
奥のはTQWTでタモの無垢材です。手前のはちゃんと書かれてなかったけど、おそらくバックロードホーンです。(手を突っ込んでみた(笑))
こっちはケヤキの無垢材です。お値段2個で199,000円。
うーん、どうなんですかねぇ。
ユニットは古く見えるから中古なんじゃないかなぁ。
木工的にはおれに真似できないくらいの凝った作りなんですが、細部を触ってみるとあんまりちゃんと仕上げてない。量産してるんだろうか。
しかも正面が割れてる。かなり贅沢で残念な感じ。無垢板なのでちゃんと乾燥してから製材しないとこんなことが起きる。
さて、とっとと帰って作業開始です。
結局、これも買いました。
電子工作系だとこのサイズがないとかなり難しい。
ピンの接続もネットを見ながらやって10回ぐらい失敗しました。
おれが持ってる圧着ペンチはラチェット式です。
失敗を繰り返してやっと理解したんですが、刃のギザギザの中央に段があってここにひっかけます。そしてかちんとやればOK。
ネット記事のはラチェット式ではないから2回締めるらしい。
圧着するポイントが4カ所ありますが、一番小さいのだけ使います。
※完成した写真はあまりにもしょぼいので割愛。そもそも撮り損ねたし。
最終的に結線しなおすつもりなので、また今度掲載します。
反対側のコネクタは基板用だったので結局はんだ付けすることになった。
そしてこうなった。
ついでに正面のファンも交換しました。
以前、紹介したことがあるLEDで色が変わるやつ。
静かです。
Amazonリンクを探したけどもう扱ってませんでした。
残念・・・。4個セットだったのでまだ手持ちが余ってます。
自前の冷却ダクトは微妙に干渉するのでいったん戻しました。
試運転したところ、エクストルーダーが回転してるとがわかったので早速印刷開始!
Orbiterはの減速比は 7.5:1 でそうです。元はTitanだから3です。
MarlinのStepの設定は 764だったので 764*7.5/3 = 1,910 となります。
とりあえず印刷したら出ました!よしよし!
でも、予想通りモーターが熱い!
モータードライバーのVrefの設定を行います。
以前試したんだけど、電圧が計れなかったしボリュームを回す小さな+ドライバがなかったので諦めたんです。
てんぷらさんが以前Vref調整の記事を書いてくれてたことを思い出しました。
黄色部分がエクストルーダー用の電圧調整のつまみです。
以前はこの電圧がうまく計れなかった。
今日は明確にここ!(オレンジ部分の2極)ってわかってたので計れました。
1.380vです。あれ、思ってたよりでかいな。
何度か変更して試してみました。
結局 0.55v まで落としましたがまだ熱い。
ここを見たけどおれには何もわからん(笑)
左:0.687v 67℃だったので途中で中止
中央:0.55v なんか変なので中止(エクストルーダーのねじをしめてなかった)
右:0.66v 65℃ぐらい
結局のところどれも熱い。何℃までOKなんだろう。ここが熱くなるとフィラメントを挟んでる部分も熱くなるんじゃないかな。
ホットエンド上部のフィン付近は27℃でした。ここは大丈夫みたい。
気になるのは、3層目か4層目あたりで脱調して横にずれています。
Curaでは最初の層で徐々にファンの速度があがっていきます。
その違いがどこかに影響してるのかもしれません。
右端のは最後まで印刷したけどゴースティングが目立ちます。
上面もガサガサしています。
組み直しをしてて気づいたのですが、以前はベルトがゆるゆるだったようです。指で押すと簡単にぐにっと動きます。これじゃまずいなと思って張りを強くしたんですが、ばねのようにしなるのでゆるい周期のゴースティングを誘発します。
今はPETGで台座を作ってるせいで、ベルトを引っかけるフックがちょっとだけしなります。これもまずいと思う。ここを改善してもまだ足りないと思うのでKlipperで改善することになるのかな。
Orbiterをちょっとだけ使って感じたんですが、フィラメント交換はBMGと似ています。今回は割と手近なところにあるので比較的やりやすいけど、一度固定ネジをはずさないといけない。
取り外しだけならTitanが一番楽です。
それと軽量化のつもりでOrbiterを買ったものの、CoreXYのY方向ってリニアガイド一式が移動するので、リニアガイド一式を交換しないと軽量化とはいえないような気がします。気が遠くなるのでもうやりません。
それと組み直しをやってて気になったのが、ベルトとプーリーが干渉してて嫌な音がでるときがあります。以前から出てはいたのですがより顕著になってしまった。いじってみたものの直りません。
ということで、一応、印刷できるようになるまでにはこぎつけましたが、実用レベルにはまだ課題が残っています。
・vrefの設定と発熱対策
・3層目付近のXYの脱調の改善
・台座の作り直し(ポリカ?)
・ベルトの調整(茶色いGatesのベルトがよいらしい)
・ゴースティングの改善
ようやく動き出してほっとしたものの、まだまだ先は長そうな気配です。
YoutubeでOrbiterを交換して温度計測してる人がいました。
英語なのでよくわからん。
よく見れば何かつかめるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=3vvO7FNhrxQ
作業中にこれが届いた。
Ender3用のリニアガイドキットです。
この記事の途中で注文したやつです。
はぁ、終わり切らぬままに次がきた・・・
こっちを先にやったほうがいいかもしれない。
なんとなくこっちのほうが無難な気がします。