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雨どいの修理 その2

今日も暑い日でした。
もうちょっと涼しくなってからやればいいのにと思いつつ、修理開始!

雨どいの修理 その1|ぼよん (note.com)

9:00 雨どいの解体

雨どいの長さは 3.6m と 2.8m の合計6.4m です。
内側に変な色がついてるのは、過去に塗ったペンキの垂れです。
何度も塗ったので色が重なってます。
ちなみに今の屋根は2年前にガルバリウムで葺きなおしたので塗装はオリジナルのままです。屋根屋のおっちゃんが30年もつって言ってました。
ほんとかどうか知らんが、屋根がもっても家がもたんよ。
まぁでも、屋根の心配をしなくてよいのはよいことです。
古家でボロボロだけど平屋なので上が軽いのに加えて、ガルバリウムの波板も構造部材の一部になるので丈夫になります。

ペンキで塗り重ねるつもりなのでブラシで洗って、継ぎ目を解体してたら壊れてしまった。

力を入れて破片を取り除いていたら、樋もぱっくり割れました。
30年以上経ってる部材なので再利用は諦めよう。

10:00 ホームセンターにて

雨どいは 3.6m 単位で売ってます。
おれの車には 3.6m の雨どいは入らなかった。惜しいなぁ。
自分の車にどこまで積めるかを把握しておく必要があるな。
長物なら3.0mってとこかな。

諦めて1.5トンのトラックを借りました。軽トラでも良かったかもしれないけど、どうせ手間かけるなら大きいトラックを借りてしまえ~!
たまに乗るトラックは楽しい。運転席が高すぎ~。

10:20 自宅に到着

たったこれだけの積み荷のためにトラック借りてしまった。
これから車を返却しないといけない。無駄な時間が過ぎていく。

11:00 金物を交換

錆びた金物を外すとこうなってた。
わざわざ十字に彫り込んでるので手間かかってる。
屋根と雨どいの位置が合わなかったんだろうな。

取り外し作業がなかなか大変です。
脚立の1段目だと低いし2段目だと目線が屋根より上がるので見えない。
1段目から上を見あげると軒裏と太陽が見えるのでめちゃくちゃ見づらい。
しかも金物が埋め込まれてるのでくぎ抜きが入らない。
全部で7個あって、めんどくせぇ。

すったもんだで、どうにか全部外れました。
木が朽ちるところはボロボロです。十字に掘ってるせいで水分が入りやすいのかもしれない。

13:00 下地の調整と塗装

もともと雨どいがある状態で中途半端にペンキを塗ってました。
雨どいがついてない今がチャーンス!
こういうのがDIYの良いところですね。
業者さんに頼むと見積もり段階で作業に含めないとやってくれない。
でも、こういうのってやってる最中に気づくから見積もり時に頼めない。
雨どい交換とペンキ塗りなら同じ業者さんがやってくれると思うけど、エアコン交換とペンキ塗りとか設置場所のモルタル施工とかはやってくれるとは思えない。
自分でやりたいけど、業者さんの作業を止めずにやるのは難しいので嫌がれるだろうなぁ。
一部だけ自分でできてもダメなんです。

この部分の材は2枚重ねになってて手前が10mmぐらい奥が25mm。
全体的にサンドペーパーで軽く削ってみた。
ところどころ手前の材が浮いてるのでネジをとめて補強する。
切り欠いてるところは劣化が進んでるので浮きやすい。でもあんまり端を狙うと割れるのでほどほどの位置を下穴をあけてからネジ止めしました。

このネジも「さびに強い」って書いてある。イオニスコートなんだろうか。
どんだけ違うのかよくわからん。

「ペンキ塗りセット」を準備します。
最近はこんな風にレードルと水の入った容器を常備する。

100均でみつけた料理用の小さなレードルで容器に移します。
以前はマスキングテープで漏斗のような形状にしてましたが、
このほうが缶のふちを汚さないので、少量しか使わない場合には都合がいい。
使った器具類は左上の水の入った瓶にどぼん。
水性ペンキは水に濡らしておけば乾かないし、汚れもくっつかない。
このやり方が一番手間がかからない気がします。
※缶を使い切るぐらい大量に塗るときはこんなことしません。

13:30 塗装完了

もうこんな時間だ!一応、軽くマスキングして塗りました。
いや~、暑い暑い。しかし割と平気だった。
このあと昼ご飯を食べにいきました。

14:30 雨どい交換!

既設品の交換なので、水勾配は気にせずもともとの釘穴にねじ止めしていきます。多少ずれても金物をひねって調整できる・・・はず!

これはうちに先祖代々伝わるボンドです(うそ
正しくはうちのジジイが現役だったころの塩ビ水道配管用のボンドです。
ぐねぐねになってる。ぜんぜん伸びないので大量に塗りつけました。
次に使うときは買いなおそう。

ちょっと話は変わりますが、今どきは屋内配管に塩ビ管を使わないみたい。
YouTubeとか見てると、架橋ポリエチレン管というものを使ってるようです。中は白ですが外側に青とかピンクの被覆がついてます。
架橋ポリエチレンは柔軟性があって曲げることができるので施工性がよいみたい。
でも、紫外線には弱いらしく床下などの日に当たらないところにしか敷設してはいけないようです。
なお「架橋」って部材の修飾ではなくて素材の修飾でした。
電材でもCVというケーブルとして使われています。
詳しい説明はこちらをどうぞ。
架橋ポリエチレン - Wikipedia

話は戻ります。古いボンドを無理やり塗り付けました。
見えない場所だからヨシ!

そして完成!
試しに水を流してみました。

15:30 やっと完成

風に揺れる暖簾と交換した雨どいでございます。
空模様はすっかり秋ですな。しっかり暑いけどな。

15:45 帰るまでが遠足

じゃなくて、片付けまでが「修理」です。

家庭用のゴミ袋に入るサイズまで切り刻みます。
コツというほどでもないですが、なるべく小さめに切らないといけません。
切る手間を惜しむとかさばってゴミ袋に入らないし無理やり詰めるとすぐ破れます。手作業でやるとしんどいので丸ノコを使いましょう。

16:30 作業完了

あぁ~疲れた。
9時に開始して1時間休憩して16:30までかかったので正味で6時間半かかったことになります。
もっと手際よくやれるはずですが、DIYで手広くいろんな作業をやろうとするとどうしても段取りが悪くなります。
日が暮れる前に終わったのでヨシ!

ざっくり費用も書いておきます。正確な金額ではありません。

固定金具:7個 1300
雨どい:3.6m * 2 = 3600
雨どい継ぎ目:500
コーススレッド 防錆細目35mm:500
コーススレッド 防錆普通45mm:500

手持ちの消耗品:ペンキ、ボンド

だいたい 6500円ぐらいですね。
この家が朽ちるまで持つなら安いもんだ。


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