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002 「いただきます」 言っていますか?

コロナ渦、職場の社員を見てみると、結構心を病んでしまっている方が多いことに気づき、
ヘルシーテンプル・コミュニティーのお坊さまたちからいただいた知識を基に、社員向けにコラム「ヒーリングギフト」を書き始め、1年ほど経ちました。

と言っても、ヘルシーテンプル・コミュニティーの記事やファシリテーターの方々のお言葉を拝借し、また、ネット検索をした資料を切ったり貼ったり。。。といった内容ですが、noteに少しづつ上げて行こうと思います。
お目汚しですが、お付き合いくださいませ。

  

2021.7.8発行

皆さん、「食事を取る」ということをどのように捉えていますか?
女子栄養大学創設者が “食は生命なり” という言葉を伝えており、身体を作るうえで大変重要となるものです。

・バランス良く、色々な食材を使った食事を心がけましょう。
・免疫物質の元となるタンパク質をはじめ、体の調子を整えるビタミンやミネラルなど過不足なく摂取し、体力や抵抗力を高めることが大切です。
・・・このように、様々な健康関連の書籍やテレビ等で言われています。

食事に対する意識は高まってはいるものの、忙しい日常ではどうしても「安い、早い、楽チン!」と、効率を優先しがちです。
そこで、少し意識を変えるだけの「食生活の乱れを修正する」ヒントを見てみましょう。

出典:ヘルシーテンプル・コミュニティ

「何を食べるか?」ではなく「どのように食べるか?」

私たちの日常は、常にマルチタスキング(複数の作業を同時に(並行して)行うこと)をしています。
それは食事の時間も例外ではありません。
みなさんは、テレビを見ながら、スマホでニュースやゲーム、本を読みながら、運転しながら・・・食事をしていませんか?
 
三食の内、一食でもいいのです。このようなマルチタスクを少し置いておいて、食べること自体を意識して、食べるという「行為」や「感覚」に集中してみませんか?
食材の彩り、香り、温度、口に入れた時の食感、咀嚼していく時の変化、そして味。
これらの微細な感覚をキャッチして、食事を五感で楽しみましょう。

食事をゆっくり食べることで味わいの感覚を取り戻すと、やる気ホルモンのドーパミンが出て、幸福感を感じられるようになります。
 
食品の選択を考える前に、今食べている物の食べ方から変えてみましょう!

よく噛んで食べてみましょう

よく噛むこと。30~50回くらいが理想だそうです。よく噛むことは唾液の分泌を促します。唾液の分泌を促すと、胃に「食べ物が来るぞ!」という事が伝わり、胃で食材を受け入れる準備が整い、胃腸への消化の負担を減らせます。
また、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぎ、肥満の防止に繋がります。
 
唾液の分泌が増えると、抗菌作用によって口の中の清掃効果が高まります。
今はマスクをする機会が多いため、口呼吸になりやすく、口の中が乾燥し、唾液が出にくい方も多いそうです。意識してよく噛むことで、唾液の分泌が増え、むし歯や歯周病、口臭の予防にも繋がりますよ。
 
「よく噛むこと」により、「食事を五感で楽しむ」ということにも繋がりますね。

「いただきます」を言いましょう

忙しない日常から、惰性で食事をしていると食事に集中しづらいです。
「いただきます」と言うと、「さあ、今から食事をするぞ!」と気持ちを切り替えられ、食事に集中する事が出来ます。
 
また、「いただきます」には深い意味があります。
例えば、コンビニのレジ横で売っている「からあげ」や「肉まん」を食べる時に「いただきます」と言いますか? 多くの方は、そのまま食べてしまうのではないでしょうか。

一方、旅行へ行った時の旅館をイメージして下さい。
朝から丁寧に仕込まれたお料理を出された時、心から「いただきます」と言って食事を始めるのではないでしょうか。
 
「いただきます」とは、その食事の食材(野菜、魚、肉など)の生命に感謝し、その食材を育てた方、運搬した方、加工してくれた方・・・ここに至るまでにお世話になったであろう方への感謝の表れで、「食材の命を頂き、自分の命の糧にさせて頂きます」という、誓いの言葉でもあるのです。

私たちの体は食べたもので出来ている

私達の体は食べた物で出来ています。そう考えると食事は疎かに出来ませんよね?
意識して食と向き合うことで、食べ過ぎを防ぎ、過度な味付けを控える事につながり、食生活の乱れを修正する大切な一歩となります。
 
是非、食事の前の「いただきます」を習慣化して、気持ちを切り替えると同時に、「いただきます」と言いたくなる食事を心掛けたいですね。
「いただきます」と言いたくなる食事は、私たちの身体や心にとって、とても良い食事であると思います。


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