猫ミームによる精神療法
SNSや動画コンテンツで検索エンジン、トレンドにいつもあがってくる猫ミーム、というワード。
動画のサムネイルには猫が踊ったり跳ねたり、ヤギや犬が登場したりよくわからない。
実際に再生すると、わかる。
頭から離れてくれない、、、ハッピ、ハッピ、ハッピーというBGM。
脳をくすぐる絶妙な切り抜き加減。
声高らかに宣言したい、猫ミームはドラッグである。依存性の高い、非常にキケンなモノと判断せざるをえない。
もし実害のない安全なモノと思っているなら大きな間違いだ。
四六時中あの愉快な歌が頭の中を駆け巡り、やがて全身を充たしたあとは口から漏れ出てしまうのだ。TPOなんて秩序も虚しくあのメロディが飛び出してしまう。
「Chipi chipi chapa chapa」
もはや坂口は日常生活に支障をきたすくらいに沼に沈められた猫ミーム。
猫のおもしろgif画像にBGMがついたもの。
これを素材として日常や何かしらのネタに合わせて再現するといった内容だ。
なぜこんなに人気なのかを考えてみようと思う。
・癒しの側面
余程極端なものでなければだが、だいたいの猫ミームのコメント欄は比較的平和なものが多いという。
猫好きに悪いやつはいない、といった名言が活きているように思えてくる。
ネットニュース情報なので本当かどうかは自身の目でみて判断するべきだが。
しかし、猫関連のジョークシリーズというか、ネタの多さには驚かされる。
「猫画像」という主体をもった概念だけで通じるものごとも多い。
我らがニャロメロン先生の描く漫画に文字通り「猫画像」というキャラがいる。すでに存在の次元がわからなさすぎて面白い。画像に身体が生えたような出で立ちだ。
猫のコンテンツの理由のわからない沸き具合の可笑しさをさらに次元を引き上げた使い方、使われ方はやっぱり面白くなってしまう。
結論として、猫コンテンツはどこを切り取ってもおもしろくなってしまう卑怯さがあるのだ。
そこに加えて動物のもつ癒しの側面のおかげなのか、攻撃的なコメントがつきにくい事から人気の出るのも納得がいく。可愛さや可笑しさに癒し効果を持っているのだから、ヒーラーである。僧侶である。賢者である。つおい。
・バズりについて
ネットで調べていたらフワちゃんの予言?!なる記事が引っかかった。
これがマトを得ていて、嫌いな昨今の流れだなぁと共感してしまった。
次回にこのことを深く考えたい。
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