其の苦・『助走なしでも飛べ!』
1.朔丸の初冬事情
お元気様です
「会いに来るカメラマン:朔丸」(ポテチは湖池屋)です
東北の寒い冬2024
タイヤ交換しましたか?がご挨拶
というタイミングで、コロナのエコキュート(13歳)が昇天🥺
コロナさんの対応がとても残念だったので、今回はダイキンさんのエコキュートに!ヒートポンプユニットと貯湯タンクがそれぞれに交換可能なので、次回の昇天の際にお得に!50万円弱の年末の出費😱
交換までの二週間、お湯も勿論お風呂使えず🥺
しかし、我が家の立地は温泉地♨️
家族総出で毎日温泉サウナ三昧♨️出費がやばい!
そんな体はポカポカで、懐が寒い冬が始まりました
2.其の苦・『助走なしでも飛べ!』
2015年 初夏
僕が撮りたいものは定まった
日常で働く人の力や励みになる写真
生活を支える人のプロモーションになる写真
生活を豊かできる人の自信になる写真
しかし、副業で遂行するには圧倒的に時間がなかった
片手間で出来るような甘い世界ではないことは分かっていた
趣味で撮るのか?
仕事で撮るのか?
このまま空いた時間で?副業で?週一しか休みがないなら?
どうすればその業は成せるか?
当時、僕は結婚して家を建てたばかり
小さな丸々な子供と、カミ様と慎ましく暮らす日常
ほぼ同時期に車を二台買い換え、貯金はゼロ
薄給ながら幸せな家族生活
成さなければならない業をどう果たすのか勝手に苦しむ
誰に頼まれたわけでもない、独りよがりな自分への課題
最速の行動で限界突破!
飛ぶか!
殻、破るか!
一瞬だった
この流れを悩み始めて、言葉に出すまでのたったの数時間の葛藤
カメラマンになんてなれるわけがない
カメラもパソコンも買ったばかりの
なんの経験もない35歳歯科技工士が、いまさらカメラマンになんて
山ほどのローンを背負って、稼ぎ盛りの一児のパパ
このままで生きるか
やりたいことがあるのに?
出来るかはわからない
やったことがないから、それは当たり前
自信がない?やったこともないのに自信なんてあるわけない
最速の行動で限界突破!
飛ぶか!
殻、破るか!
2015年 初夏のある夜
カミ様に相談
「仕事辞めて、カメラマンになってみたいんだよね」
「やれば?さっさと」
「え!」
秒殺
「じゃあ辞表書くね」
「早よ書け!」
「明日、会社辞めるよ」
「早よ辞め!カメラマンやってみたいんでしょ!」
就職先も無く、会社を辞めることになんの躊躇いのない夫婦
多分、ぶっ飛んでる我がカミ様
「退職金も無いしね、明日辞めてくるね」
「やりたいことで稼げばいいんじゃない!」
「稼げるかはわからないけど、誰かの役に立てる人生にしたいんだよね」
というわけで、家族会議終了
次の日の朝、僕はサラッと退職願を提出
無職の世帯主完成!
15年間勤めた会社を出た時の快晴の空を忘れない
「ショーシャンクの空に」のアンディの気分だった
アンディの時は雨が降っていたけれど
僕は快晴の太陽に祝福されている錯覚を感じた
なんの保証もない未来に対しての圧倒的開放感
『苦』からの脱獄
『自分で勝手に決めてきた限界』からの脱獄
修行している悠長な時間などない
ローンの支払いは待ってはくれない
さぁ、助走なしでカメラマンになるぞ!
飛ぶぞ!
生まれ変わった気持ちで
名前は
始まり=『朔』『新月』
完成=『丸』『満月』
『朔丸』
写真の道を生く=『写道家』
会いにくるカメラマン
『写道家 朔丸』誕生
仕事はまだ無い
コネも手応えも無い
明日の給料も無い
あるのは、不確かな希望と高揚感と覚悟だけ
『苦』を乗り越えて
『苦』を知る
それは、希望に満ちた『苦』だった
Please wait for the next series….