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【大学3年の夏:第3の場所との出会い!?】Part3

バンクーバーの観光地を訪れて。

108km
これは私の5日間の滞在での自転車による移動距離である。初日にAirbnbの家の近くを散策していた時に何やら同じ自転車が並んでいるのを発見し、「もしや、これレンタル自転車?」と思い調べると、Rogersという会社が行なっている「mobi」というレンタル自転車サービスがあった。アプリをインストールし、自分の情報とクレジットカードを登録すると簡単に利用できた。

mobiのアプリ内 赤の・が自転車スポットである

この上記の写真のように多くの自転車スポットがあり、自転車🚲を借りていずれかの場所に返せばOKという仕組みだった(※電動自転車もある)また課金プランも複数あり、年、月、週、1ライドあたりと分かれていた。私はそもそも毎日乗るかが怪しかったので1ライドあたりのプランを使っていた。

このmobiが私のバンクーバー観光の大部分を支えてくれたと言っても過言ではない。このmobiと共に行った場所は以下の通りである。

Granville island
Public Market @Granville island
Robson Street
Jericho Beach
Stanley Park
BC Place
UBC (University of British Columbia)

この中で特に大変だったのが最後のUBCまでの自転車の旅だ。Airbnbから約1時間半ほどかかった。UBC自体が山にあるので、坂道が急で、その坂道を登っていくのがしんどすぎた🤯。

この自転車🚲での旅を通じて感じたのは、バンクーバーは「Bicycle-Friendly City(自転車に優しい街)」であることだ。街の至る場所に自転車道が書かれており、車道を通る場合も安心して乗ることができた。

調べてみたところ、「サイクリング🚴」のGoogle検索(2024年)においてバンクーバーは世界7位にランクインする人気を誇る。
このデータがバンクーバーが自転車🚲に優しい街である裏付けと言えるだろう。

Rank City Country
1 Singapore Singapore
2 London United Kingdom
3 Amsterdam Netherlands
4 Paris France
5 Bordeaux France
6 Barcelona Spain
7 Vancouver Canada🇨🇦
8 Bangkok Thailand
9 Nice France
10 Berlin Germany
11 Vienna Austria
12 Boston United States
13 Melbourne Australia
14 Dublin Ireland
15 New York City United States
16 Copenhagen Denmark
17 Strasbourg France
18 Sydney Australia
19 Nantes France
20 Edinburgh United Kingdom
Source: buycycleGet the dataCreated with Datawrapper

buycycle.blogより抜粋

ぜひバンクーバーに訪れた際は、レンタル自転車で市内を巡ってみて欲しい🙂‍↕️



第3の場所との出会い??

さて、この記事の本題である「第3の場所」との出会い。一般的に第3の場所とは、

サードプレイス(third place)とは、自宅や学校、職場でもない、居心地の良いカフェ等の「第3の場所」のことです。アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱しました。ストレス社会において、ゆったりとリラックスできる場所を持つことで、責任感などから開放され、人生の様々な面でメリットがあるとされています。

kaonavi人事用語集より引用

のことを指すが、今回本記事では第3の場所は「出身地や現在の居住地でもない、居心地の良い場所」と定義する。

バンクーバーはまさに私にとって第3の場所であった。その理由を自分なりに分析してみたところ、大きく3つの要素があると思われる。


他民族・多文化の環境でマイノリティを感じない
マイノリティを感じないことはある一定の安心感にも繋がると思う。例えば日本は単一民族国家であり、日本を出なければマイノリティを感じる場面はほとんどない。マジョリティに属していることで感じる帰属意識安心感は日本人の生活を支えていると考えられる。

よく海外に行くと、「ホームシックになる」😢人も一定数いるが、それはまさにマジョリティからマイノリティになった時に感じる不安も影響しているだろう。具体的には日本では例え見知らぬ場所で困ってしまっても、同じマジョリティに属する日本人が助けてくれる可能性がある、あるいはマジョリティの共通言語である日本語で助けを求めることができる。一方で海外に行き、マイノリティになった際は、自分と同じ境遇や民族(日本人)に出会う機会は少なくなるので、自分から他の民族に助けを求める必要があるが、そもそも共通の言語が十分に話すことができなければ伝えたいことも伝えられないため、助けを求めたくても求められないという状況になる。

ではこれが他民族国家であるとどうなるか。私はマジョリティを構成する人の割合が急激に少なくなるため(※日本は大和民族が96%を占めるが、バンクーバーでは白人約49%、アジア系約43%のようにマジョリティの割合が半分以下になる)例え民族が違えども協力する多種多様な価値観を認め合うことが多くなると考える。まさにこのような気質をバンクーバーで感じ、生活のしやすさや雰囲気の良さから海外にいるもののストレスをあまり感じることがなかった。

多様な民族が共存しているにも関わらず、争いごとが少ないのはこの多文化主義政策のたまものと言えます。
なかでもバンクーバーの人種構成**は白人49.1%アジア系42.7%、その他とアジア系人種が人種構成の約半数を占めるため異国の地で孤立した感覚や差別を感じることは少ないでしょう。
**2006年の人口調査参照

World Avenue 海外留学のワールドアベニュー参照



自然と街が調和した心地よさ
私はもともと田舎出身で、現在は名古屋に住んでいることで、都会と田舎のそれぞれの良い点、悪い点について意見があった。
そんな中、バンクーバーで感じたのはまさに田舎(自然)の良さ×都会(街)の良さであった。ロブソンストリートやBCプレイスで感じた街の活気や少し離れてノースバンクーバーやウェストバンクーバーに行った際の自然の美しさはどちらも魅力的で、バンクーバー滞在初日から虜になっていた。

もちろん現地で1年間過ごした経験はないので、私が見ているバンクーバーはほんのわずかでしかなく、バンクーバーに居住している方、留学経験のある方はこの考えに対して全く異なる意見をお持ちかもしれないが、少なくとも旅行者🧳視点からはそのように感じられたし、バンクーバーにより一層興味が湧いた。

英語圏への憧れ
これはバンクーバーに限らずの話にはなるが、私は幼い頃から英語圏での生活や仕事というものに非常に興味があった。これまで東アジア、東南アジア、北米、オセアニアへの渡航経験があるが、東アジアや東南アジアでは英語は使えても、それは第二言語同士のコミュニケーションであったため、何か物足りなさを感じていた。今回バンクーバーに渡航し、久しぶりに英語圏で英語を使う経験をしたことで、自分は英語圏での生活、仕事に興味があるということを確信できた。就活をしていた自分にとってはとてもよい自己分析の機会だったと感じる。


結論として私がバンクーバーを第3の場所としたのは、将来必ず1年間はここに住みたい、生活をしたいと考えたからである✨。この思いはこれまでの他の国に渡航した際には得られなかった初めての感覚であり、運命的な出会い🎯と言ってもいいだろう。

大学3年の夏、私は第3の場所を見つけ、新しい未来が広がった。



この記事を読んでくださっているあなたにとって、第3の場所はどこですか?
国内でも海外でも良いと思います。ぜひコメント欄で場所と理由を教えていただけると嬉しいです😌


最後までお読みくださり、本当にありがとうございました🙇🙇🙇

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