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すべり台で遊びますか?

こんにちは。佐藤仁美です。私は作業療法士として障害を抱えているお子さんやご家族の支援をしています。現役で、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスに勤めており、療育をしています。

今日は、公園には何処にでもある【すべり台の素晴らしさ】をテーマにお伝えします。


特に遊んでほしい人って?

すべり台は公園だけでなく、家でも遊べることもできます。すべての子にとって必要な遊具ですが、特に遊んでほしいお子さんがいます。

  • 自閉症のお子さん

  • 感覚過敏のお子さんで

  • 室内を歩き回っているお子さん

  • 高いところが怖いお子さん

この子達は、もしかしたら公園で誘っても嫌がるかもしれません。ですが、何度か繰り返すと慣れて楽しんでくれるようになります。

3歳の自閉症の男の子で、すべり台を登ることはしますが滑ることが苦手な子がいました。始めは、低めのすべり台を一緒に滑りました。3回ぐらい一緒に滑ると慣れて楽しくなったのか、走って階段を登って1人で滑れるようになったのです!その後、他の公園で高さのあるすべり台で遊べるようになりました。その時期には、「ティ、ティ、ティ」と発していた声や椅子に座っていられないほどの多動が落ち着いてきました。

すべり台で遊ぶと得られる能力って?

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