優しい毒親と優しい毒支援者
おはようございます。佐藤仁美です。私は作業療法士として子育て支援をしています。現役で、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスに勤めており、自閉症やダウン症、知的障害児、診断名がなくても、発育が気になるお子さんをサポートしてます。
今日は、さまざまな親子見ていて気づいた【優しい毒親と優しい毒支援者】をテーマにお伝えします。
優しいのに毒?
虐待する人は毒親。しょっちゅう怒る人も毒親。子どもにパパ活させる毒親。これは、聞くだけで「毒だよねー!」ってみんなが感じると思います。
良くないことをしているから当たり前です。
ですが
優しくしていることが子どもに悪影響を与えていることもあります。
それを優しい毒と私は周りにいっています。発達障害のお子さんに優しい毒を与えてしまうと、止められなくなります。人と共に生活することが難しくなります。
さて、優しい毒親。優しい毒支援者ってどんな人でしょうか。
これだけを見ていると、いいんじゃない?と言う声も聞こえてきます。
発達障害のお子さんがこのように対応されたらどうなったのか、事例をお伝えします。
事例1.移動は抱っこする親と支援者
小さな頃から移動する時は、抱っこして欲しくて、親に抱っこしてもらっていました。小学校へ入学する年齢で、歩くことができます。長距離を歩く能力を持っていても、子どもが望めば抱っこをしていました。徐々に体重が増えて抱っこが厳しくなると、おんぶに変わって、どこへ行くにもおんぶです。そして、高校生になるまで同じように、おんぶをしていました。最後は、子どもをおんぶ出来ないぐらい親の体力がなくなり、親はおんぶをせずに歩いて移動するように変えました。
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