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Box.org 活動報告 〜 児童養護施設向けPC教室 〜



はじめに

こんにちは、Box Japan .Orgチームです。
.Orgチームは、社会貢献活動の推進を担当しており、世界が共に働くための力を提供することをミッションに活動しています。https://www.box.org/home

今回は、認定NPOの「ハンズオン東京」さんからの呼びかけで3月下旬に実施した、児童養護施設で暮らす子供たち向けの表計算ソフトや文章作成ソフトの使い方教室の様子をご紹介しようと思います。

Box .Orgのミッションについて

はじめに、我々のミッションの背景には、情報技術が様々な格差を克服するという考えがあります。一方で、情報技術を利用する機会にはそもそも偏りがあり、この偏りが諸々の格差を拡大しているという問題も同時にあるようです。この問題は、社会的養護下で暮らす子供たちにとっても同様に当てはまるのではないでしょうか?施設で暮らす子供たちは、それぞれの独立に向けて学校の先生や施設の職員の方々の支援を受けますが、その支援は主に経済的または時間的な制約から、支援を受ける子供たちにとっては必ずしも十分ではない場合もあるのではないかと考えます。この様な課題感の中で頂いた今回のお誘いは、正に我々のミッションに合った取り組みだと思い、お引き受けさせて頂きました。

当日の様子と今後について

さて、当日の教室の様子ですが、ビデオ会議越しに6人の中高生の生徒さんを、.Orgチームの4人のおじさん先生がお迎えして2時間の授業を実施しました。前半の1時間は、自己紹介と基本的な操作方法の説明を含めた授業の進め方を説明し、後半の1時間で用意した課題に実際に手を動かして取り組んでもらいました。後半の実践編では、ビデオ会議の参加者を小分けにして1人の先生が1~2名の生徒さんを担当できるような環境の中で実施しました。知らない人の人数が減った安心感か、各先生たちの頑張りか、その両方の効果かは不明ですが、最初は緊張して言葉数の少なかった生徒さんたちも課題に取り組んでいる最中はいくぶんリラックスして課題に取り組めていた様に思います。

初めての取り組みでしたので、生徒さんのレベルにあった課題の用意や、発言しやすい空気感を作る工夫など次回に活かすべき反省点も少なくなかったですが、ご参加いただいた施設職員や生徒さんからは、好意的な反応を頂けたので、これを励みに次回以降も頑張ろうと思います。

当日のPC教室の様子

ハンズオン東京様のコメント

今回弊会よりPCを寄付した児童対象にPC講座をBox Japanの皆様にご担当いただきました。
学校でPC操作を学ぶ事もあるようですが、今回のようにお一人が少人数を担当し、細かく見ていただく事はなかなかありません。
オンライン講座は受け身になることが多いですが、今回は実践的な課題を一緒に取り組めるよう工夫していただいたので、参加児童は難しさも感じながら楽しめたようです。
プログラミングに興味を持ったという児童もおり、とても良い機会でした。ありがとうございました。