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映画「イナズマイレブン ザ・ムービー 2025」 感想
どうもです。久々の映画感想となります。
今回は誰しもが子供の頃胸躍らせた作品、
「イナズマイレブン」総集編と、
「イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章」
となります、2本立てでの上映でした。
まずは総集編ですが、これは他の試合はかなりカッ
トされて、サブプロットはほぼ排除したうえでの
総集編のようです、最初の帝国との試合からすっ飛
んで世宇子との試合へとの構成でした、内容自体に
は言わずもがなな熱血作品で、久々に中学の頃を
思い出しましたね。釘を差すところと言えば映画と
する上で音響がかなり変わってしまっていました
ね、流れた立ち上がりリーヨも元とは若干メロディ
ーが変わってたのも少し気になりました、まぁこれ
ばかりは個人的なものでしかないですから、僕は少
し懐古厨的な面があるのでそこ以外であればかなり
良かったです。
お次は「新たなる英雄たちの序章」となります。
こちらは新たなるゲーム
「英雄たちのヴィクトリーロード」に沿った作品と
なり、おそらく上手くいけば長期シリーズとなる
作品です。こちらアニメ制作会社はかの有名な
「MAPPA」となっておりまして、前回の「OLM」
からの変更となります。
こちらは前の総集編と比べてかなり世界観が違い、
熱血的なものからはかなり遠くなっております。
おそらくこれは円堂守作品との差別化を図ってお
り、完全な熱血イメージからの脱却を果たしていま
す。正直こっちについては日野脚本なので心配し
ていましたが、かなり良かったです。この原因は
おそらく、アレスの天秤や、オリオンの刻印の批判
などで挙げられた、「既存キャラの扱いや理解度」
との関係があると考えられます。この作品は新規キ
ャラしかおらず、そもそも上の様な事象が起こり得
なかったことだと思います、ですが、これを挙げて
も尚良かった点がありました。それは主人公雲明と
桜咲のキャラの対比にあると考えられます。
雲明は、自分には先天的にサッカーのできない体で
あることが判明し、それだけが自分の欠落したもの
となっていますが、桜咲は自分には全てが揃ってる
のに父親に対して反抗するだけの勇気がありません
でした、あと一歩でそれを行うことができるはずで
したが、雲明の言葉でその一歩を踏み出すことがで
きました。ここら辺りでのシーンはかなり魅力が
ありましたね、ここでは単に主要キャラが少ない分
展開のしやすさもあったとは思いますが、かなり
良いと思いました、正直日野脚本とは思えない出来
でした。ここ以外でも、セリフ回しや場面の雰囲気
を見てとってもMAPPA風なアレンジがされていると
感じました、今までは不良の喧嘩シーンがあっても
「殺し合い」なんて単語は出てきませんでしたが、
今作ではその様な過激さをも持ち合わせています。
おそらく長期でテレビでやるようになれば、深夜で
の放送は避けられないでしょうね。
ここまで語っていきましたが、結論を言うと、
新規作品に関しては話を先に進めなければ分からな
いという印象でした、この作品で出る既存キャラが
どういう風な扱われ方をするのかも気になります
し、社長の自己投影キャラが出るのかも気になりま
す。もう一つ加えると、総集編の最後の時、
エイリア編を小出しにしていましたが、これはもし
かするとまた同じ形式で映画が出るという示唆なの
ですかね?
まぁ今日はこれくらいで、それでは。