打ちやすいパンチのみ練習してないか?(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと45)
ウォーミングアップ・シャドー・サンドバッグ・ミット・マススパ-
〆にマススパ-の反省点をサンドバッグとシャドーで振り返って終わり…
僕の基本的なボクシングジムでの練習の流れ。
最近、シャドーでもサンドバッグでもミットでも「パンチを打ちやすい構えから、打ちやすいパンチしか打っていない」ことに気づいた。
ミットだとトレーナーの誘導があるので多少打ちにくい姿勢から、多少打ちにくいパンチを打つこともあるが、知れている。
無論、足を使っていつでもパンチが打ちやすい姿勢を保つのは大切だが、打ちやすいパンチしか練習しないのは問題だ。しかも試合では相手がいるので、いつもパンチを打ちやすい姿勢ではいられない。
マススパ-中に「ここでパンチを返せたら効果的なのに…」と思うことは誰にでもあると思う。そこでパンチが返せないのは、同じ状況(姿勢、手足の位置)でパンチを打つ練習をしていないからだ。
僕は、オーソドックスに構えて(左手が前にくる構え)半身を切り、顔へのパンチを右手で受けるのが得意だ。
しかし、その後パンチを返せなかった。いつも「ここでパンチを返せたら効果的なのに…」と思いつつパンチを受けるだけだった。
先日、マススパー後に同じ状況からパンチを打つ練習をしようとサンドバッグ相手に練習した。最初は打ちにくかったけど、手足の動かし方を試行錯誤したらしっくりくる打ち方がわかった。次のマススパーで試してみるつもりだ。
パンチを打ちにくい試合で起こりえる姿勢から打ちにくいけど効果的なパンチを打つ練習は、強くなれる練習だと思う。打ちやすい姿勢から打ちやすいパンチを打つ練習は、気持ちよく楽しいけどそれだけではダメだ。