動画で学ぶ格闘技、“Create angle!”角度を作って接近戦を回避(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと38)
一昨日、久し振りにボクシングジムへ行った。
ボクシングの師匠がいてはったので、最近の困りごとについて相談した。困りごととは、マススパーで強引に突っ込んでくる相手への対処法だ。
僕のスタイルの中心はボクシングで、左ジャブと右ストレートを中心にパンチがギリギリ届くか届かないか位の距離を維持しながら闘う。自分から詰めるとき以外は、距離を詰められたくない。
でも、実際のマススパーでは強引に詰められて、接近戦でガチャガチャしてしまう展開が多い。特に柔道やレスリング、組み技競技がルーツの相手だとなりやすい。
師匠は明確に答えてくれた。
相手が強引に突っ込んできたら、自分からぶつかって、押しながら左足(前足)を残して回る。そして、追撃する。ピボットと呼ばれる足運びだ。
“Create angle!”、角度を作るのが重要だ。
“Create angle!”角度を作って接近戦を回避
オーソドックス(左手と左足を前にする構え)の場合
1.相手が突っ込んできたら、自分からぶつかる
2.相手の左肩に自分の左肩を当て、相手の勢いをいったん止める
3.右手で相手の左肩口を押しながら、左足を軸に反時計回りに回る(ピボット)
4.押した右手を引く勢いを使って、左のパンチで追撃
相手との位置関係で左肩をぶつけるか、右肩をぶつけるか変える。右肩をぶつけるパターンでは、左手で相手の右肩口を押しながら、左足を軸に時計回りに回り(ピボット)、押した左手を引く勢いで、右のパンチ打ち追撃する。
大切なのは、自分からぶつかり、相手の勢いを止めて主導権を握ることだ。
このテクニックは、ぶつかりギワと離れギワに相手のパンチをくらう危険性があるので気を付けなければならない。
自分から動いて、主導権を握ると危険性が下がる。
ジムではサンドバッグ相手に、家では柱を相手にして練習するといい。
サーシャ・バクティンの動画
【格闘技】おかだあきのり【BOXING】KINTAROさんのサーシャ・バクティンの動画。トップ画像がインパクトあるけど、内容はボクシング動画です。
強引に突っ込んでくる村越選手に対して、自分からぶつかり主導権を握って突き放している。
その他にも両腕プッシュ、左前腕を相手の左顎に押し付けて押すテクニックなど突き放す高等テクニックの目白押しだ。
突き放した後にきっちり追撃をするのも素晴らしい。
守りでも攻めでも“Create angle!”角度を作ることは重要だ。
今回は守りの話だが、攻めの話は前に書いているので参考に読んでみてほしい。