体側が連動してスムーズに伸びる伸びとキレがあるパンチを打つ方法(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと37)
昨日、息子が生まれてから休んでいたボクシングジムを再開した。
共働きで、まだ一歳になったばかりの息子の子育てで大変だけど、定期的な運動は心身の健康に必要だと再開した。奥さんが全面的に協力してくれて、ありがたい。
伸びとキレのあるパンチは体側が連動してスムーズに伸びている
久し振りのボクシングジム、大好きなトレーナーのTさんが、肘を痛めておられてミットはできなかったけど、思う存分にサンドバッグを叩いた。
サンドバッグを叩いていると、拳から伝わってくる反動、ボクシンググローブとサンドバッグのぶつかる音でパンチの威力がだいたい分かる。
どう動けば威力が出るか、トライアンドエラーを繰り返しながらサンドバッグを叩き続けるのはとても楽しい。結局、昨日は約1時間半、休み挟みつつサンドバッグを叩いた。
そこで、気付いたのはバチーン!といい音をさせる伸びとキレのあるパンチは、体側が連動してスムーズに伸びているのに気付いた。
※ここで体側とは、脇、脇腹の辺りを指す。
意識的に体側を伸ばしてパンチを打つのではない
連動してスムーズに体側が伸びるパンチがキレのあるパンチで、意識的に体側を伸ばして打つパンチがキレのあるパンチではないことに注意。
意識的に体側を伸ばしてパンチを打つと動作がぎこちなくなり、逆にパンチのスピードが落ちる。
体側が伸びやすい姿勢を作ってからパンチを打つ
では、どうしたら連動してスムーズに体側が伸びるパンチが打てるか?それには、体側が伸びやすい姿勢を作ってからパンチを打てばいい。
具体的には、右手でパンチを打つときは右体側を、左手でパンチを打つときは左体側を事前に少し伸ばしておく。
そして、体側を伸ばすのを特に意識せずパンチを打つ。そうすれば、パンチに連動してスムーズに体側が伸びる。
ラジオ体操第一の体を横に曲げる運動で感覚を掴む
文章で説明されても感覚が分かりづらいと思う。家で簡単に感覚を体感できる方法があるので、紹介する。
ラジオ体操第一の5番目の種目「体を横に曲げる運動」(動画の0:59頃からの運動)は、右腕を上げ右体側を伸ばす、左腕を上げて左体側を伸ばす運動だ。
これを下記の2種類の方法で試してほしい。
1.真っ直ぐに立った状態からいきなり腕を上げて体側を伸ばす
2.真っ直ぐに立った状態から、先ず少し体側を伸ばし、その後腕を上げて体側を伸ばす
2.の方が腕を伸ばす動きに連動してスムーズに大きく体側が伸びたはずだ。
まとめ
パンチを打つ前に、パンチを打つ手と同じ側の体側を少し伸ばしておくと、体側が連動してスムーズに伸びるパンチになり、伸びとキレがあるパンチが打てる。
実戦でやるときはテレフォンパンチになりやすいので、フェイントやステップで悟られにくいように工夫が必要だ。