Xのポストから振り返る2024年
2021年からはじめた、1年間を”つぶやき”で雑に振り返るシリーズも、早4年目に突入。
青い鳥が去り、インプレゾンビが沸き、不適切動画の無法地帯と化して、
「Xはおしまい」
そう囁かれたものの、トレンドの集積所として、そしてさまざまな炎上の起点として今年も機能し続けた一年でしたね。
誰かに私の頑張りを褒めてほしい
フォロワー増やして有名になりたい
良い人と出会いたい
こうした欲や下心を出し過ぎると、Xではあっという間に足元を掬われる。ソーシャルメディアに過剰な期待をしてはいけないのです。
あくまでもライフログを"つぶやいて"残す場所として10年以上使い続けている自分にとっては、今年もかろうじて炎上することもなく、平和に振り返ることが出来てホッと胸を撫で下ろしている。
果たして来年は、mixi2で振り返る一年になるのだろうか?
今年も公私一体ごちゃまぜの、自己満ログの世界へ。いってらっしゃい。
1月:全方位コミュニケーション。資金調達!
「生きる」こと「働く」ことについて考えさせれる一年のはじまり。
2025年の元旦は、なにごともなく平和に過ごせるといいな。
子供の成長と共に感じている想いを日々つぶやきに残しておくのも教授との思い出のため。これからの5年が楽しみだ。
今年は「広報」や「PR」というキーワードが良くも悪くも話題に上がり、議論されることも多かった一年だった。個人としては、勝手に輪郭を定めずに四の五の言わずにやってみるというモードになり、いつしか「パブリック・リレーションズ」についての議論に興味がなくなっていった。
いい人と、いいお酒を飲めた夜には決まってポエムをつぶやく癖。
「コミュニケーションスクランブル」略して「コミュスク」が始動したのも今年。2024年のチャレンジとして「越境」をテーマに定めた。
本業としてコミュニケーションの役割を担っているtalentbook社で資金調達を発表!
日経やビジネス誌へのメディアリレーションズや、オウンドメディア、導入事例などさまざまなチャネルで発信の山をつくる、いわばスタートアップPRとしては鉄板の動きだが、一定やり遂げることができて達成感を得る。
2月:ジャグリング別班として動き回る
地元に帰省するきっかけを探しはじめる。
昔から「ホラー」が好きで、この時期は怪談系YouTuberばかり見ていたせいで、ほんとにあった怖い話をみんなで披露しあうだけの飲み会を主催してしまった。怖いBGMを流しながらマイク使ってエピソードを一人ずつ話していくシュールな会は新感覚でした。夏にやればよかった。笑
大堀兄弟の命により、“ジャグリング別班”に就任。
40代の働き方、生き方を具体的に考え始めた2024年。
Dリーグの「Cyber Agent Legit」にtalentbookでスポンサードさせてもらった関係で、極上のエンタメを体験することができた。
イベント登壇・モデレート系は例年に比べて押さえ気味だったが、まるで公開編集かのように右脳と左脳を行ったり来たりして全集中で生配信のモデレートをやり遂げたときの達成感はすごい。好きで得意な仕事のひとつ。
3月:読書会をスタート。鳥山明先生、ありがとう。
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本が今年ベストセラーとなったが、友人がまさにその状況に陥っているのを見て、アウトプットする場を強制的に作っちゃおうということで公開読書スペース配信を毎週はじめた。
僕ら世代の男子は皆、もうひとりの親のような鳥山先生がこの世を去ったことはとてもショックな出来事としてしばらく引きづった。今年は喪中の気持ち。
今年は年始から完全にコロナが明けていたのでリアルイベントも完全復活。名刺交換の意味を見出した。
ふてほど、面白かったですよね。ちなみに小学生の頃、好きな言葉を書道で書いていいと言われて「寛容」と書いて飾っていたのを思い出した。
4月:「経営広報」について探究する
もう社会人何年目かすら数えるのも面倒になってきたけど、新卒1日目の記憶は今も鮮明に思い出せる。完全にゾス文化で育った若き時代。
今年は「経営広報」という立場でものを考える一年でもあった。
最も身近で重要な「経営者」というステークホルダーが求めることを実現させ、満足度を高めるのと同時に、社会目線で提言する必要がある非常にバランスと視野の広さが求められる役割だ。
「寄生獣」の韓国リメイクをあまり期待せずに観たら、原作へのリスペクトもあってストーリーも良くて感動した。
「経営広報」の第一人者、高場正能さんとのご縁を昇華させた読書会イベントのモデレートをさせてもらう。師匠としてこれからもよろしくお願いします。
ついにこの日が来てしまった。そしてこれを書いている12月30日現在、僕の身長をゆうに超えてぐんぐん伸びており、とどまることを知らない。
「伝え方のお作法」が求められる、と何気なく書いていたが、下半期にかけて「伝え方」が原因で炎上した事例が加速していったのはご承知の通り。
5月:エンタメを浴びつつ、滝を浴びる。
ウラタくんとの週一の読書スペースの甲斐もあり、確実に読書量が増えていった上半期。エンタメ周辺の歴史を学びながら、そのコンテンツに触れて掘っていくのにハマっていた。
昨年に続き、触れたコンテンツを全てNotionに記録していたのが今年の集計は以下の通り。下半期はPodcastにハマって移動中そればかりになってしまい、読書や映画のペースが完全にストップしてしまったのが悔やまれる。
本・漫画:54冊
音楽アルバム:52枚
映画・配信:30本
ライブ:14回
読書だけだと疲れちゃうのでたまには自然に触れることも大切。
この頃から、新しいPodcast企画を練り始め、のちにつながる伏線となる。
生成AIの進化がさらに著しかった2024年。もはや残されたのはインターフェイスとしての”人的魅力”しかないと今も信じている。
そこについてくる「心」と「言葉」を研ぎ澄ますのが生き残る道。
工藤勇一さんといつか一緒に仕事するのが夢。というか目標にする。
6月:GLAYに「生きてく強さ」をもらう
インプットばかり増えていく一方で、満足いくアウトプット活動ができず、5-6月はなんだか悶々としていた。あまり外に出ずに潜ってた気がする。
そんな中、訪れたGLAYEXPO。学生時代にずっと好きだったがLIVEに行くのは20年以上ぶり。“あの頃”を思い出すセットリストで泣けないはずがない。
デビュー30年経っても変わらない関係性と人柄で愛され、攻め続けているGLAYの姿を見て言葉では言い表せられないほどの勇気をもらった。
娘のひとことに振り回される日々。先生にいつか勝ってやる。
2024年の大きな変化として、自宅とは別に仕事場をつくり、そこで平日の大半を過ごすようになったこと。“大人の秘密基地”をテーマに仕事スペース以外に、ギターやプロジェクターなども置いて居心地の良い空間づくりを行なった。シェアアパートメントのような場所で、新たな出会いも生まれた。
7月:自己メンテナンスに投資
日本パブリックリレーションズ協会との関わりも増えた一年だった。PRエージェンシーが集うPR業会でスキル研究会というイベントの幹事をしており「広報×AI」でハイブリッドイベントを開催した。実務家と支援家の両方の視点を持ちながら日々PRに接することができるのは役得だと感じる。
サウナつきのジムを契約して週に2-3回は通いはじめた。自己管理・メンテナンスを強く意識して行動しはじめたのも大きな変化。
日々スマホやPCを見つめて通知に踊らされるデジタル中毒と化しているので、スマホの電源を切って二時間ひとつのコンテンツにどっぷり浸かれるのは劇場やライブくらいしかない。エンタメデトックス。
とはいえNetflixも豊作な一年。オリンピックよりも、地面師たち。
どぶろっくをはじめて生で拝めることができて大満足。娘は引いてた。
8月:笑顔が連鎖する「感謝祭」を開催
昔から「縁」と「タイミング」を大事にして信じてきたが、この時期からコミュニケーションの運気が上がってきているのを肌で感じており、メンタル的にも浮上していった。
「PR」という冠を取り、「タレント」を軸にした会社へと舵を切る会社の覚悟は個人的にもとても大きな出来事だった。あくまでもOSのようにインストールされているPRという技術を用いて、これからはHR市場への存在感を高めていく!
talentbookのユーザー企業様を200名招いた感謝祭「talentbook ThanksDay2024-Unity」を開催。企画から運営まで責任者として動いていたので、全方位でプロジェクトを動かす刺激的な現場だった。フルリモートで働く我々にとってオンラインコミュニケーションが中心の中、こうして顧客の顔が見える場をつくれたことはとても大きな自信となった。来年もやろう!
9月:宇宙ビジネスに足を踏み入れる
ずっと携わりたかった宇宙ビジネスにも縁あって複業で関わりはじめたのがこの時期。バチェロレッテの武井亜樹さんともご挨拶できた。ローズはもらえなかった🌹
フルリモートか出社か、という二元論はとっくに通り過ぎた議論だったと思っていたが、今年もフルリモート撤廃的なニュースは話題になった年だった。
知的好奇心が膨れ上がりすぎて、秋の夜長に眠れなくなっていた時期。
10月:40歳のはじまりとアワード受賞
趣味が高じてついに新しいPodcast「ビアジャム」をはじめる。
仕事柄、PRやメディア、広告などのコミュニケーション関係、人事や経営者、起業家などさまざまな分野のプロフェッショナルたちと会うが、名刺交換しただけで疎遠になってしまうのはもったいない。
それならもっと話したい人を気軽に飲みに誘える場所をつくってしまい、せっかくなら話した内容をコンテンツにしてみんなにもお裾分けしよう、という自分にとって得しかない二毛作企画。
日頃からお世話になっているビビビ。オーナーの日比谷さんへの恩返しとして勝手にアンバサダーとして活動し始めたというわけだ。
今年の頭に地元に帰るきっかけを探すと呟いていたのに、秋になっても結局まだ帰れておらず。もはや予定を入れてしまうしかないよね、ということで重い腰をあげて具体的な計画を立て始める。
ずっと応援してた「礼賛」の初ライブ。最高すぎた。来年の新譜も楽しみ。
talentbookのUI/UXがアップデート!よりメディアとして進化させていく。
PR協会の横断企画として、「個人会員」に向けた取り組みのプロジェクトにも参画。ミートアップはとても濃い場となって、幹事メンバーで久しぶりに朝までトークのみで飲み明かした。来年もやっていく!
悲願の「HRアワード」受賞!これは今年もっとも嬉しかったできごとのひとつかもしれない。HR業界に張っていく覚悟がより定まった。
ついに40歳の大台に乗る。民間ロケットスタートアップのPR支援の仕事で福島で迎えた朝。宇宙という大きなスケールでものごとを考えるにつれ、40代はもっと大きな発想と夢をもって行動していこうと強く思えた40歳のはじまりであった。
11月:社名変更!渋谷にカムバック
正式に「talentbook株式会社」として始動!
くじけそうなときは、「泣きながら生きて」というドキュメンタリーに出てた張さんという中国人のお父さんが歯をくいしばって頑張ってた姿をたまに思い出して、自分なんてまだまだだな、と思ったりする。
「推しは推せる時に推しておけ。」と言うが、これがMOROHAを見れる最初で最後のLIVEになるとはこの時は知るよしもなかった。ありがとう、さようなら。
コロナ前にもあった渋谷にオフィスが戻ってきた!ということで渋谷近辺に用事があった際には立ち寄れる拠点ができたのはうれしい。
仕事部屋の近くに行きつけのBARもできた。ウィスキー飲みながら読書が捗る居心地の良い場所。
12月:社員インタビューAIリリース
今年一番の目玉サービス「社員インタビューAI」がリリース!広報や人事、ライターや編集者など各方面から反響をいただけた。2025年もより進化させてたくさんの人に使ってもらいたい。
「渋谷のジバンシィの前で宮迫さんに遭遇した」エピソードを披露して「自慢師たち」の企画で優勝した。
これは個人的に感慨深い出来事だった。まだ1ヶ月も経っていないが、Fコードもマスターしてピッキングハーモニクスまでできるようになって最近は「丸の内サディスティック」を弾いている。上達がすごい。
今年もたくさんの社外のトモダチが増えた。良き忘年会だった。
おじさんホイホイのサービスが爆誕!さて、2025年どうなるか。
今年のライブ納めはモノマネ芸人の古賀シュウさんをお誘いして「竹原ピストル」の弾き語りワンマン。しっぽり忘年会できて最高でした。
新卒の同期会もあったり、エモい気持ちになることが多い12月だった。
10月からはじめたビビビ。のポッドキャストも月に2回ペースで6回公開することができた。最後はオーナーの日比谷さんと振り返りトークをまったりと。来年も楽しく笑って振り返れたらいいですよね。
以上!
2024年は、公私共に外部環境の変化が大きくあり、また40歳という節目もあり、これから先の10年、20年の生き方・働き方を考えることがとても増えた一年だった。
上半期と下半期で完全にモードが切り替わり、人生の逆算思考となってやりたいことや知的好奇心が溢れだした後半戦だった。
来年は個人としても大きなチャレンジの年になる予感がしている。
それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいませ🎍