社内に溢れる「素敵」をカタチに
コンテンツを作ったり、情報発信したりする役割を担っている人たちが、もっと評価されていいのではないか、と僕は思うのです。
本来メディアという機能がプロとして担っていたものを、企業がインハウスで実現できる仕組みが生まれ、未経験の若手が手探りでやらされてはうまくいかないと嘆いているというのはよくある話です。
求められている仕事は本来とてもレベルが高く、そしてとても重要な仕事です。
いわば担当者はネタを仕入れる「ジャーナリスト」であり、切り口を決めて構成する「編集者」でもあり、ときにはそれを世の中に伝える「リポーター」の役割も担います。
いい仕事、いい会社、いいカルチャーを「人」を通して世の中に伝える。自分たちの利益になるならないに関わらず、本来それだけで社会的な意義があるのではないでしょうか。
けれど、そうした目に見えないものだけで評価されるほど甘くないのも現実です。だからこそ我々は、第三者や読者視点でコンテンツに魅力づけを行い、担当者の努力が正当な評価を得られるようなサイクルを発明する必要があります。
たとえば、その土地で今どんな食材が旬で美味しいのかは、その土地に暮らしている方がいちばんよく知っています。
しかし、包丁の使い方や美味しそうに見える盛り付け方を教えたり、店舗を用意して提供し、お客さまがどれくらい食べてくれたかわかるようにしてあげるのは私たちの役目だと思っています。
料理人は、食べてくれる人がいるから料理を続けられるんですよね。
なんだかお腹が空いてきました。
※本記事は、毎週talentbookのお客様向けにお送りしているニュースレター「talentbook Magazine」にて掲載しているPR/Evangelist クボケイタによるコラムを抜粋し、再編集したものです。