【絵本】ぼくはすべり台1
ぼくは、公園に
よくあるすべり台!
小さい公園だから人は
あまりこないけど!
でも、こんな公園にも
最近常連さんがいるんだ!
この子は6歳くらいかな?
朝から夜までぼくで滑ってくれるんだ!
「ゆうき~、そろそろ帰るわよ~!」
ゆうきくんっていうのか!
ゆうきくんは明日も
来てくれるかな?
次の日も、その次の日も、
ゆうきくんは来てくれた。
でも、ある春の日を境に、
突然ゆうきくんはぱったり
来なくなりました。
そんなある日
あ!ゆうきくんだ!
ランドセルを背負っている!
小学生になったからこれないのかな?
友達と別の公園で遊んでいるのかな?
ちょっと寂しいな・・・
それから何年も経ちました。
あ!あれはもしかしてゆうきくん?
学生服を着ているってことは
もう高校生なのかな?
あ、行っちゃった…
もう公園には来てくれないのかな?
それから数十年経ちました。
ぼくは今でもすべり台として
活躍しているよ!
でも、しょーしこーれいかって
いうので前よりももっと
子供が来なくなっているけど、、、
あ!そうだ!それでも
最近また常連さんができたんだ!
「よしき~かえるわよ~。」
よしきくんっていうのか!
毎日来てくれてうれしいな!
みんなが来てくれなくなるのは
やっぱり悲しいけど、、、
・・・でも!
新しい出会いがあるから
僕は頑張るよ!
続く