おでかけ記 #06 … 見学した水力発電所
こんにちは。
全国各地にある発電所。それらの中には、電源PRを目的とした展示館が併設されている場所があります (多くの場合は入場無料)。ダム (水力発電) に併設の展示館では、発電所内部まで見学できる場所が多くありました。
"ありました"と過去形なのは、東日本各地にあった東京電力のPR館が、東日本大震災による原発事故賠償資金捻出のため閉館 (※) してしまったからです。
今回の記事は、私がかつて見学した水力発電所を整理する目的で書きました。例によってWikipediaのリンクを多数貼り付けていますので、気になった項目はリンクを参照してください。
奈川渡ダム (安曇発電所、梓川テプコ館) 2005/5/24他
長野県松本市。梓川(信濃川水系犀川)上流部に建設された東京電力の発電ダム。下流から稲核ダム、水殿ダム、奈川渡ダムと連続し、それぞれのダム湖を上池/下池として揚水発電が行われています。
松本側から上高地に行く際に、ダムの上(天端が国道158号線)を走ります。
テプコ館に入ると受付で「本日お時間ありますか? ダムと発電所の見学できますよ」と言われて、予約無しでも見学できました。
私を発電所見学の沼に沈めたダム(笑)、おそらく3~4回は訪問していると思います。
須田貝ダム (須田貝発電所、TEPCO電源PR館須田貝) 2005/6/10
群馬県利根郡みなかみ町。利根川本川上流部に建設された東京電力の発電ダム。
梓川テプコ館訪問から1ヶ月もせずに訪問。こちらも予約無し、当日飛び込みで見学できました。
※ こちらの発電所は一般水力(not揚水発電)なので、放流された湖水はそのまま下流の藤原ダム(藤原湖)へ……ガイドしてくれた東電職員さんはしきりに「もったいない、もったいない…」とボヤいてました(笑)
トップ画像は2024/5/22に同地を再訪した際の写真です。PR館の建物や展示品はなくなっていました……。
奥清津発電所 (OKKYミュージアム) 2005/6/25他
新潟県南魚沼郡湯沢町。二居ダム(下池、信濃川水系清津川)とカッサダム(上池、信濃川水系カッサ川)の間で揚水発電をする電源開発(J-Power)の発電所。
TEPCO電源PR館須田貝の訪問からわずか2週間…この頃のハマり様が良く分かります。
何故か館内の写真は残していません……。
冬季の閉鎖期間がありますが、今でも見学できます。
神流川発電所 (TEPCO GEO E SiTE 神流川) 2010/4/20
群馬県多野郡上野村。上野ダム(下池、利根川水系神流川)と南相木ダム(上池、信濃川水系南相木川)の間で揚水発電をする東京電力の発電所。
1985年の日航ジャンボ機……その現場に近い山の中をくり抜いて建設されました。水車1機あたりの出力が47万KW、全6機の水車発電機が完成/運用された場合は発電出力が日本最大となる、いろいろと規格外な感じの発電所です( この訪問時カメラを忘れていて、以下の画像は同行した父が撮影したもです)。
集合は「上野村ふれあい館」。そこで説明を受けた後マイクロバスに乗って奥神流湖(上野ダム)上流端の発電所入口へ、そのままトンネルに入って神流川発電所まで行きます。
今でも上野村主催の見学ツアーがあります。
神流川発電所の紹介ページ (その他、水力発電の説明も充実しています)
黒部ダム (黒部川第四発電所) 2012/11/01
富山県中新川郡立山町。黒部川本川上流部の言わずと知れた有名なダム。2012年に運よく「黒部ルート見学会」に当選し、訪問することが出来ました。
前記の通り、2023年までは富山県・関西電力で募集する「黒部ルート見学会」の抽選に当たる必要(しかも高倍率!)がありましたが、2024年からは「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般に開放予定(能登半島地震の影響で延期中でしたが、記事執筆中に2024年中には開始できない旨発表がありました…残念です)。
これまでに見学した水力発電所についてまとめてみました。
今の時代はテロ対策などもあって、見学するにしても要予約や身分証明書の提示が求められることが多くなっている気がします。それも仕方のないことだと思います。飛び込みで台帳に名前を書くだけで見学できた時代が緩すぎたのでしょうね。
これからも水力発電に限らず、社会インフラの施設見学をしていきたいと思います。
🤓最後までお読みいただき、ありがとうございました😇