婚姻制度について考える
日本では独身者の数が増えてますね。
最近では、日本は人口が減って衰退するとか騒がれていますが、そんなの昔から言われていたことで、なにを今更と思うのですが、その話は置いておいて、今回は婚姻制度について考えてみたいと思います。
自分は1度結婚して失敗しているので、その経験を通して婚姻制度について思うことや多くの人が結婚に至るようにするにはどうすれば良いか考えました。
まず、結婚とはなんでしょうか。
結婚してみて痛感したことは、結婚とは契約であるということです。
決して、恋愛の延長ではないということです。
恋愛は相手のことが嫌いになったら分かれることができます。まぁ、長く付き合っているといろいろ法的な拘束が発生しますが、一応そういうことになっていると思います。要は二人の間柄なので、どちらか一方が関係を解消しようと思えばそうできるということです。ところが結婚してしまうとそうはいきません。基本、両者の合意がないと離婚することができません。なので、大抵こじれます。その場合どうやって解決するかというと、お金で解決します。嫌な話ですが、これが現実です。
結婚は契約なので、契約を破棄しようとすると違約金を払わされる。
こういう現状から、結婚とは契約だと感じました。
さて、では契約とはどういったものでしょうか。
通常の契約といえば、まずお互いに条件を出します。これこれの内容をいつまでに行うことに対していくら払います、といった感じです。つまり、お互いに条件を出し合って両者が納得したらハンコを押して契約完了となるわけです。
ところが、結婚は契約であるにもかかわらず、契約の種類は婚姻制度が定める1種類しかありません。すべてのカップルが結婚する際には、このたった1つの契約形式に従うしかない訳です。
これってヒドくないですか。
結婚生活に求めるものはそれぞれ皆異なると思うのですが、それを拘束する契約が1つしかないので、その1つの結婚の形にしばられてしまう。あまりにも柔軟性がないと思うのです。結婚が契約だとすれば、契約の内容は両者が決めて良いと思うのです。
今、独身者が増えているのもこういった融通の効かなさが原因だと思います。婚姻制度が要求する契約がリスクが高すぎると身構えてしまう。
なので、結婚の条件はお互いが納得する条件を出し合って、それが最優先で法的な拘束力を持つようにすれば、安心して結婚してみようかなと思うのではないでしょうか。
ここまでくると、結婚は異性と行わなくても良いと思います。生活を共にしたいと思えば同性でもいいでしょう。そして、お互いがどのように暮らしていきたいか、その条件を決めて契約する。条件が満たされない場合は契約解消となるので、その際の条件も決めておく。
自分もこんな感じならもう一度結婚してみても良いかなと思います。