378日目(2024/03/12・火)
第5回 宮之城中学校 卒業式
…晴れた!!
昨日時点では、しっかり雨が降っており、当日の天気が予報より早まっても、遅れてもちょっとでもズレ込んだら、雨に見舞われるような前日予報でソワソワしましたが、しっかり晴れました!
卒業式の看板の脇での写真撮影も捗っている様子でしたし、本当に晴れて良かった!
筆者はいつも通りの時間帯に朝の登校時の横断旗活動をしていたのですが、今日は小学生だけの通過でした。
しか~し!そこは半分関係者と言いますか、受講生からの情報で、中学1・2年生は休みで、3年生のみの登校ということは知っておりましたから、延長して8時半過ぎまで配置で突っ立っていたところ、いつもの中学3年生の面々が通過していきました。
卒業式当日ということもあり、保護者の自家用車による送迎も目立ちましたが、それでもいつものように徒歩で通学する学生さんもおりましたので、最後の「いってらっしゃい」を言うことができました。
こんな日でも徒歩で通う子は、雨や雪で天候が荒れた日も歩いて登校していた子ですからね。1年間毎朝見送って来た子たちですので、感慨深かったです。
さつま町は町外の高校へ通学する場合、朝7時前後の バスに乗車することになるようですので、おそらく4月以降は会わなくなるでしょう。
スーパーでひょっこり会う可能性も無きにしも非ずですが、場合によっては今生の別れになる子もいるはずです。
その後は卒業式の看板を撮影しに中学校へ向かいました。在校生に自宅待機を命じているくらいなのだからきっと親御さんのみの参列なのであろうと、会場である体育館の外で開け放たれた入口から聞こえてくる話を聞きつつ、飾られた花を見るなどして過ごしておりました。
しかし、後列の方にどうやら空きがあること、そして、卒業証書授与のプライバシー的な配慮を要する部分が終了したことを受けて、最後の生徒代表挨拶のタイミングで最後列の空席にお邪魔しました。
代表による中学校生活の振り返りを聞き、初めて聞く校歌斉唱に浸り、そして、最後の卒業生退場の際には、大きな音を立てて拍手をしました。
どうしても保護者の皆さんはスマホを構えて、動画や写真に忙しくなるため、その分、拍手を頑張りました。
我が子の晴れ舞台を記念に収めておきたい気持ちは仕方がないことでしょう。筆者としましても、名前は知らないけれど、声と顔はよく知っている毎日挨拶を交わしてきた学生さん達の門出を祝うことができて良かったです。
中には筆者の教え子もいたので、尚の事、保護者のような気持ちで、見守りました。普段は緩んでいた表情が口元を固くして強張っていたので、3年分の感情を噛みしめていたのかもしれません。緊張というよりは、真剣といった表情で、砕けた言い方をするならば「良い面構え」をしておりました。
その後、保護者退場のアナウンスと共に、速やかに会場を後にして、いつもの交差点に向かいました。
大多数の学生さんは参列された親御さんの車に乗って帰宅するのでしょうが、節目の日にも親御さんは仕事が休むことができなくて、周りの家族を横目に帰宅する子だっているはずですからね。
祝いの日ですから、寂しい思いをさせずに、「卒業おめでとう!」と送り出してあげたいです。なんかいつも朝立っている素性は知らない人からであっても、ひょっとすると祝いの言葉は喜んでくれるかもしれません。
そのような思いで、いなければいないでもそれでよし!と次々坂を下って来る車を見送っていたところ、歩いてくる学生さんがいました。
毎朝挨拶を交わす学生さんでしたので、「卒業おめでとうございます」「ありがとうございます」を最後に交わすことができました。
ちょっとでも明るい気持ちで家路についてもらえたら嬉しいです。
161名の宮之城中学校令和5年度3年生の皆さん、
ご卒業おめでとうございます。とても素晴らしい卒業式でした。