177日目(2023/08/24・木)

第19回 さつま町人権啓発フェスティバル

本日は宮之城文化センターに足を運びました。実のところギリギリになって行くかどうか迷っておりました。
そう言いますのも、筆者は平素より自転車で活動して回っておりますので、雨の日は買い出し等も控えて、ごく近所以外には足を運ばない生活を送っている為です。晴耕雨読というやつですね!
いや、晴れの日も本に目を通しているので違うのか!?まぁいいでしょう。

朝までは晴れていたのですが、正午前に曇りだし、そして13時前には雨が降り始めました。筆者の脳内プランでは、13時半頃に会場に着き、さつまるふくしマルシェで何か1品購入し、14時から啓発フェスティバルの講演を見る予定だったのですが、雷を伴う窓を殴るような雨に士気は激減しましたね。

カッパを着て自転車に乗るか、多少遅れてでも歩いていくか迷いつつ、バスの時刻表なども期待せずに調べて、案の定の過疎ダイヤに絶望していたのですが、そうこう過ごしているうちに雨がほぼ止みました。
チャンスですね!急いで自転車に跨り文化センターへ、いざ出発です。
途中霧雨に見舞われましたが、着くころには完全に雨はあがりました。もっとも、坂道をカゴ付自転車でヒィヒィこいで登ったので、汗はぐっしょりですね!!

前回同様、建物横の外壁くぼみに自転車を駐輪して、入り口付近の出店で福祉作業所製作の「黒蜜きなこポップコーン」を購入しました。400円です。普段は中華ちまきや団子、シフォンケーキ等を購入してきたのですが、この後2時間30分程度、会場内で講演を観覧予定でしたので匂い等に配慮した商品の選択となりました。

14時より開演です。最初は「しびこども園」さんの「やなせ太鼓」の演奏でした。こども達も正面から多数の視線を浴びて少し緊張した様子でしたが、会場内のスピーカー音源の反響に手こずりつつも、徐々にリズムを掴み、無事に演奏しきりました。
紹介によると春先からずっと練習し続けてきたようで、あれだけ口を固く結んだ真剣な表情で集中して演奏している姿を見たら親御さんも緊張してしまうでしょうね。演奏後すかさず会場から出て行った方が何組かいらっしゃったので、きっと保護者の方でしょう。お子さんとても立派に頑張ってましたよ!

その後は、お偉い方達の挨拶がありました。人権啓発フェスティバルの主催は、配布のパンフレットによりますと「さつま町人権啓発会議さつま町さつま町教育委員会」との事ですので、これらの代表者と、その他議員さん等の簡単な挨拶となります。

そして、いよいよメイン発表となります。さつま町内の小学生、中学生、高校生が各1名ずつ壇上で作文の発表をしました。普段大勢の前で発表する機会がないために、どうしても緊張で声が震えて言葉が抜けてしまったり、ペースが早くなってしまったり、文節でないところで息が切れて文の流れが読み取り辛くなったりはしてしまったのですが、それでも、それぞれが発表した日常の中での気付きという内容は「その出来事からそんな事まで考えを巡らせたのか」と感心させられるものでした。
大勢の人前で自己主張することは難しくて当然なので、どんどん経験を積んで、大人になってからも積極的に思いを伝え続けて欲しいですね!!
頑張れさつま町キッズ!!

その後は進行が当初の予定よりも早まった為、前倒しで時間も長めにとって、副島淳さんの講演を拝聴致しました。
中休憩後の注意事項で、副島さんの公演の撮影や録音については事務所が許可していないのでご遠慮下さいと進行の方から前もって注意がございましたので、写真等もなく、また講話の内容につきましても仔細に取り上げることはできませんが、少なくともバラエティ番組では取り上げられないような大変な苦労を少年時代にされてきた方でした。

筆者は会場内で後ろの方に座っていたのですが、ステージに真っすぐに視線を向けていた視界の中でもあちこちでハンカチで目元をぬぐったり眼鏡をずらしてタオルに顔を沈めて下を向いてしきりに頷いている方がいらっしゃったので、ひょっとすると自身やお子さん等の姿に重ねたり、何かしら思うところがあったりしたのかもしれません。

悲しいエピソードトークではありましたが、耳を塞がずに済んだのは副島さんのトーク力もあっての事でしょう。間の置き方倒置表現がお上手で、トークスキルの勉強になりました。流石はテレビの中の人ですね!!

講演自体は14時50分から16時25分まででしたので、なんと所要時間は95分!!ちょうど目の前の席が小学生くらいの兄弟が家族でお越しになっていたのですが、40分くらいでキョロキョロそわそわし始めて、60分経つ頃には寝てしまいました。小学生くらいですと、授業時間いっぱい集中することもようやっとでしょうから、情報量に頭が疲れてしまったのかもしれませんね。

しかし、大多数が福祉や地域関係のTシャツを着ている大人の会場で、家族に連れられてでもちゃんと前半は聞いていたキミたちは偉い!!
文章では記録を残せないような、聞いていて辛い話ばかりだったので、こうした生の声こそ、学校生活を送っている子ども達には聞いて欲しいところではあります。
外面や体裁を気にした商業的に加工されたものではなく、誰かの歩んできた実体験の生の声こそ心に響きますからね。
少なくとも、筆者は90分、大学の講義時間にも相当する長さですが聞き入るような内容でした。

副島さん、遠方からわざわざの御足労有難うございました。結果的に、汗で服が張り付いてでも自転車で聞きに来て良かったと思える講演でした。

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考えるウシ
以下、ただの宣伝です。 「さつまぐん文化経済研究室」という学習室事業を行います。 受験勉強その他教養、受講生の疑問に幅広くお応えします。 中学受験から大学受験、公務員試験まで自身の経験を活かします💪🐂 保護者さんに宣伝する機会がない為、 世間話で出して戴けましたら幸いです。