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お肉のネット販売がついに公開です!
2020年春から始まった一連のコロナの影響によって生活環境が大きく変わり、我々飲食店を取り巻く環境も大きく変わりました。
営業中の看板を出してるだけでは来客は期待できず、このnoteにも綴って来たように、様々もがいてみたものの、なかなか状況は好転せず。。
そんな中、夏頃からずっと準備にもたついていたお肉のネット販売を、ようやく開始することができました!
まずは「塩麹漬けバラ肉」と「豚肉みそ」の2種類でのスタートです。
これを見て、なぜそんなに準備時間がかかったのか?と疑問に思う人もいると思いますが、一言で言うとネット販売は「とりあえずやってみよう」のハードルがかなり高いのです。
品質はもちろんですが、誰でも味を再現できるような設計、チラシやラベルのデザイン、梱包に関するアイテムの選定、そして一番神経を使ったのが賞味期限や成分表示などの「安心・安全」の部分でした。
例えるなら普段の店舗での調理が「公園で子供を遊ぶ」ようなものだとすると、ネット販売は「子供をはじめてのおつかいに行かせる」レベル。
常に状況を観察しながら何かあれば対応する状態の前者に対し、後者はあらゆる事態を事前に想定してその全てに手を打っておかなければなりません。
既にお肉をご購入頂いている皆さま、何か不都合ありませんでしょうか?ご意見・ご要望などもありましたらFacebookやLineなどでご連絡頂ければと思います。
そしてもう一つ、改めてご報告です。
昨年からコロナ禍での「ぼうず・こぼうず」の生き残りをかけた奮闘をこのnoteで記述して来ました。
これから店をどうすべきか、これから飲食店はどうあるべきか、そもそも居酒屋は今後も必要なのか。
閉店をも視野に入れた考察を重ねて参りましたが、もうしばらくは2店舗とも営業を継続し、通常営業と並行してネット販売に力を入れていきます。
「皆さまの来店機会が減っているので、お届けさせて頂きます作戦」です。
正直ネット販売の利益はあまり多くありません。
店舗での飲食に比べてネット販売は包装代などの費用が細々かかります。真空パック、保存容器、ラベルや成分表示シール、チラシなども用意します。段ボールや緩衝材のプチプチを大量に購入したのは人生初の経験でした。
その上で、日本全国のあらゆる人気商品と同じ土俵に立たなくてはなりません。
そんな薄利多売のレッドオーシャンに弱小飲食店が飛び込んで勝機はあるのでしょうか。
人によっては同じ意味に感じるかもしれませんが、僕にとって「売り上げ0」よりも「客数0」の表現の方が嫌です。
基本的には前向きで明るい性格なのですが、「客数0」の日が続くと、自分が誰からも必要とされていない存在であるかのような気になることがあります。
そんなコロナの渦に飲み込まれそうなこの時期に、1つ1つのご注文が精神的に本当に支えになってくれています。誰かに必要とされている実感がシンプルに嬉しいのです。購入者のところに知ってるお名前だと嬉しさ2割り増しです!
とはいえ、事業としてやるからには収益化しなければなりません。その方法はただ1つ「たくさんの人に知ってもらう事」だと思っています。
商品のクオリティーには自信があります。「豚肉だけを10年以上取り扱ってきた男の豚肉商品」ですから。
これから多くの人に知ってもらうための活動日々がずっと続きます。商品化という「出産」の次の瞬間から待っているのは長い長い「育児」です。
商品にとっての育児とは「たくさんの人に知ってもらう事」だと思っています。
もちろん商品をリニューアルしたり、これから新商品という「子供たち」が増えていくこともありますが、まずはこの長男と長女に愛情持って向き合い、大きく育てて行きたいと思います。
夢中で駆け抜けた先にいつか辿り着く、想像を超えた未来が今から楽しみです。
これは私の持論になりますが、子育てはその親だけが担うのではなく、なるべく多くの人や社会が関わった方が健全な気がします。みんなでみんなの子供に関わり、親は担当責任者みたいなノリです。
これをご覧の皆さんには「近所のおじさん・おばさん」くらいの気持ちで、生まれたばかりのネット商品の成長を見守って頂き、そして新米パパである我々の奮闘っぷりを暖かく応援して頂けたら、この上なくありがたいです。
もし「塩麹バラ肉」や「豚肉みそ」を食べたら、その写真をFacebookやLineなどで送って下さい。
それを見てニヤニヤしながら晩酌させて頂きます!
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次回は「こんな風に食べました!の声をご紹介」
最後までありがとうございました!