【番外編】 西村さきこ さん
文字を書くことに慣れて来たので、ちょっと小話。
先日とある夜。我が家でこんな事があった。
僕は仕事中のため、妻とまもなく4才になる娘が2人で夕食や入浴を済ませ、寝る時間までしばしくつろいでいた。
ちょうど女優の石原さとみさんが結婚を発表されたばかりで、妻はスマホでその記事をたまたま見ていた。
そこへ娘がすっと近寄って来て、スマホを覗き込み、そこに映る石原さとみさんの写真を見ておもむろにこう言った。
娘「あっ、西村さきこさん。」
妻「えっ、誰? 西村さきこさんて。」
娘「パパのお友達だよ。」
妻「へー。しーちゃん(娘)会った事あるの?」
娘「うん、あるよ。」
妻「へー。いつ?」
娘「うーんとね、ママがいない時。」
妻「ママがいない時?」
娘「うん。ママがいない時、お家に来るんだよ。」
妻「えっ?」
娘「ママがいない時、しーちゃんのお家に遊びに来るんだよ。」
妻「えっ!?」
娘「パパとしーちゃん2人に、お菓子をいっぱいくれるんだ♪」
妻「えっ、このお家に来るの?」
娘「うん。」
妻「・・・。」
娘「ほんとはママには内緒なんだけどね〜。」
妻「えええ〜っ!!??」
娘「だからママ内緒ね。」
妻「いやいやいやいや、どーゆー事?!」
娘「ばあばも知ってるよ。」
妻「いやいやいやいや。」
娘「じいじには内緒なんだけどね〜。」
妻「ちょっと待って!もう一回聞くけど(スマホを娘に見せて)この人がこのお家に来るの?」
娘「うん。」
妻「名前は?」
娘「西村さきこさん。」
妻「・・・・・。」
深夜、僕が帰宅。
僕「ただいま。まだ起きてたんだね。」
妻「ねえ、西村さきこさんって誰?」
僕「は?」
うちの娘は本当によく喋る。4歳児の頭の中は自分が体験した事とインプットした情報、そしてファンタジーが時にごちゃ混ぜになる。
この会話は事実だが、当然娘の証言は事実無根である。
何なら石原さとみ激似の西村さきこさんとならお友達になりたい。
世の中ごく稀に火のないところに煙が立つこともある。
みなさん、特に男性の皆さん!冤罪には気をつけよう!
ただもしもの時、最後にあなたを救うのは日頃からの「信頼と徳の積み重ね」です。
今日も一日、人として健全に過ごしましょう!
という一瞬ヒヤっとした笑い話でしたww