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野球とテニスは似て非なる?

今日は野球の話とともに、僕がやってるテニスの話もします。

 

この2つの競技って結構似てる部分が多いんですよね。

どちらもボールを鈍器を使って打つ競技ですし、スポーツなんで当たり前かもしれないですけど、メカニクス的な部分で特に多く共通点があると感じます。

例えば”サービス”なんてもろピッチャーの投球ですし、ストローク(まあよく見るテニスのラリーをするときの打つ動作のことです)も打撃フォームに近いものがあります。

最近取り上げられる守備の際の”スプリットステップ”なんかは、もともとテニスの動きだと思います。

 

僕の経験上、もともと野球やってた人ってテニス上手くなるの早いんですよね。

やっぱり近い競技なんだと思います。

 

しかし決定的に違う点がいくつかあります。

ひとつ目が、コート・ネットがあるということです。

野球にもフィールドという概念があるじゃないかと思う方がおられるかもしれません。しかしテニスの場合、コートの中に絶対にボールを収めないといけないんです(コートの中でバウンドさせる)。野球の場合、バッティングはむしろホームランのように場外に飛ばすことが最善策です。野球はとにかく飛ばせばいいけど、テニスはネットを越せるように飛ばしつつも、コートの中には入れないといけません。

その時に必要になってくるのが、ボールに回転をかけることです。

俗にいう「トップスピン(ドライブ回転)」をかけます。するとちょうどいい感じで落ちて行ってくれます。そのときテニスではガンガン手首を使っていって、ラケットを下から上に振り上げる・こすり上げる感じになります(ワイパーみたいな感じ)。

バッティングでは手首こねくり回したりしたら、スイング軌道がぶれてよくないですよね。あとどちらかというと「スライス回転(バックスピン)」をかけて、遠くに飛ばそうとしますよね。

 

あと一つは、動きながら打つというところです。

野球は打つときバッターボックスが設定されていて、ストライクゾーンが設けられていて、どちらかというと比較的打ちやすいところにに投げてもらうという感覚に近いんじゃないかと思います。もちろんいろんな出し入れで打ち取る駆け引きはありますが。

テニスはむしろ相手のいないところへ打ったり、相手が打ちにくいところに打つことが主になります。どれだけ相手のストライクゾーンにいれないか、相手を走らせるか、楽な態勢でプレーさせないかがカギです。

だからテニスではめちゃくちゃフットワークが大事になってきます。いかに早くボールのところまで行って、楽な態勢で打てるか。それができる人が強いです。

フットワークにはSAQという重要な3点があります。

Speed スピード(重心移動の速さ)

Agility アジリティ(運動時に体をコントロールする能力)

Quickness クイックネス(刺激に反応し速く動き出す能力)

もともとはフットボールとかバスケのトレーニングで開発されたものですが、野球などでもラダーとかよくやってるのをみたことがありますよね。守備の時とか意識するといい要素なので、野球界でももっと広まっていいと思います。

 

別の競技から学ぶことって色々あるもので、そういう観点で他の競技を見たり、触れたりするのも面白いと思います。

ボールを投げるときの腕の内旋や手首の回内の動きは、テニスのサーブとかやると分かりやすいと思います。テニスでは一連の腕の動きを「プロネーション」って言って、速いサーブを打つには必須の動きです。うちわをあおぐときのような動きです。

やってみると面白いんじゃないですかね。

他にもバッティングではバットが重いので、上体で振ってもバットの重さで何とかなりますが、ラケットは軽いのでより捻転差とか下半身主導を意識しないと速い球はいきません。

他にもフットワークを意識したい人たちは、サッカーをトレーニングに取り入れることは多いですね。

自分の競技に固執することなく、広い視野を持っていきたいですね。

 

はい。今回は終わりです。

参考

レッスン - テニス365 | tennis365.net - 国内最大級テニスサイトhttp://tennisfan.xyz/djokovic-technique/
SAQトレーニングとは - 特定非営利活動法人日本SAQ協会

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