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クラン画像作成 続き
こんばんは。前回、素材や規則を意識して制作する方法について記事を書きました。
今回は、気に入った画像から実際に制作する際の段階的な手順を記載したいと思います
1. 構図決め
最初に、縦長、横長、正方形のキャンバスの中でキャラクターや文字の配置を決めます。今回使用する画像はこちらです。
今回利用する画像はこちらです。
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注目すべきポイントはいくつかあると思います。
・キャラクターが横向いている。
・左右の端に空間的な余裕がある。
・かわいい(かわいい。。
この画像にクラン情報を埋め込む場合、右側の青い空間または左側の明るい空間を利用する必要があります。しかし、どちらの場合も縦書きにしないと文字が収まりません。そこで画像の向きを変えてみました。
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これにより、画像の上下にクラン情報を埋め込みやすくなりました。ただし、X(旧Twitter)を使う場合、縦横比が一定値を超えるとサムネイル表示時に切り取られてしまうため、上下をいくらかトリミングする必要があります。1枚画像の場合、縦長の場合は4:3だったと思います。(今回は900x1200pxで作成しています)
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キャラクターの要素を活かそうとすると、概ねこのような切り取り方になると思います。このままでも十分素敵な画像ですが、クラン画像はインパクトが重要なので、もう少しキャラクターに寄ります。
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背景の美しさは少し損なわれましたが、表情がはっきりしインパクトが大幅に上がりました。
この配置を決めるにあたっては、3分割法や対角線構図を意識しています。ただし厳密に適用する必要はなく、あくまで原則を頭の片隅に置いた程度です。3分割法を意識すると、自然とキャラクターの中心が分割線の交点付近に配置されます。90度回転させただけのシンプルな画像ですが、すでに対角線構図の原則に沿った角度になっており、角度を調整する必要はありませんでした。(サイゲのイラストレーターさん、恐るべし…)
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三分割法や対角線構図の詳しい解説はこちらの記事が参考になるかと思います。
これで構図はほぼ完成です。次にテキストを配置していきます。
2. タイポグラフィ
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テキストは過去の作品のパーツを流用しています。フォントは「ニコモジ+v2」と「851ゴチカクット」を使用しています。どちらも無料のフリーフォントです。
タイトルのクラン名は大きく強調し、説明文は小さく配置して読める程度にしています。
ここでキャラクターが上を指さししているので自然と上部に配置した先の要素が視線誘導され、キャラクターがそのテキストを紹介しているかの如く一体感が運良く生まれました。
テキストは必要最小限に絞っています。
テキストが多いとそれだけ読む気が失せるので、そのテキスト本当に入りますか?と言う自問を繰り返していったらこうなりました。
さて、気になる点として、下側の文字が背景と被って読みづらいことが挙げられます。ここからは文字を見やすくするための工夫を行います。
3. 装丁
文字が見えづらい場合、文字の色を変えるか、背景に「座布団」を敷くかの大きく二つの選択があります。今回は「座布団」を敷く方法で作業を進めます。
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座布団を敷くことでテキストが若干見やすくなりましたが、重要なキャラクターの足が隠れてしまいました。許し難しっ!
ということで、足の部分のレイヤーを切り離して座布団の上に移動させます。また邪魔になっている「300位以内」というテキストも邪魔にならない適当な位置に移動します。
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これでだいぶ良くなりました。キャラクターに自然な奥行き感が出たと思います。
しかし画像の比重が上部に偏っており上下のバランスが少し気になります。そこでフレームを追加し、ついでに小物の装飾も入れて目立たせます。
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ピンクのプリコネカラーのフレームを追加したことで画像下部に重みが生まれ、上下のバランスが整いました。また、フレームを加えたことで奥行きも強調され、立体感が増したと思います。このままでも十分ですが、最終的にこうなりました。
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中央にセリフテキストを追加することでインパクトを強くしました。このセリフは実際にゲーム内のホーム画面から引用しています。
テキストを斜めに配置したのは、キャラクターの角度が斜めであることに合わせました。
また細かい点ですが、タイトルロゴの背景にややグリーンの波線を、下部の座布団の縁に白い波線を追加してチープな感じが出るのを回避してます。
以上で完成です。
割と一直線に完成版に向かっていったように書いてますが、記載してない数多くの試行錯誤と迷いの末に今のデザインになってます。
製作時間は合計で20時間ほど使ってると思います。
(クラバト自体は私毎月5日間で合計3時間未満しか使ってないのでかなりの格闘をしました。)
私もただの趣味で画像を作っているので、本職に近い方が見たらまだまだ粗い箇所があると思いますが、何かしら参考になる箇所があれば嬉しいです。
駄文にここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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