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京都大原三千院

 初めて京都に行ったのは家族旅行であった。小学生か中学生であった。次に京都に行ったのは修学旅行であった。中学と高校、どちらも京都だった。
 次の次の次に行ったのは、学生時代、北海道旅行のついでの寄り道だった。門司から泉大津、そして北海道へ行くフェリーは舞鶴港にある。泉大津から舞鶴に行く途中に寄ったのだ。
 次の次の次の次に行ったのは、就職活動だった。どんな会社を受けたのか憶えてはいないが、京都駅から清水寺まで暇なので歩いて行った記憶がある。何故暇だったのだろう。
 次の次の次の次の次に京都に行ったのは親戚の結婚式であった。京都を妻や子供たちと観光して、結婚式の後はUSJに行った。
 次の次の次の次の次の次に行ったのは、娘が京都の会社に就職が決まってしばらくしてであった。以降ちょくちょく京都には行くことが多くなった。特に妻は単独で娘の所へちょいちょい遊びに行った。だから地元民のように地理に詳しい。多分。
 この度、何度目かの京都訪問である。
    前振りが長すぎた。京都二泊三日の旅、初日は大原三千院と寂光院に行った。僕は初めてだ。なかなか侘び寂びのある雰囲気のいい所だったが、せわしく回ったので、あまり気分は味わえなかった。バスの乗り心地の悪さと鰊蕎麦の意外に美味い味ばかりが記憶に刻まれた。鰊蕎麦はもっと魚臭さがあるかと思ってたが、全然そんなことはなかった。本当に美味しかった。後は食事してホテルに入るだけである。次の日は娘も加えて5人で三重県、伊勢神宮だ。

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