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Photo by
kinaco_kuromitsu
おきゅうと
福岡市にいた頃、正月に広島へ里帰りする際は、近くのスーパーでよくおきゅうとを買ってみやげにしていたものだった。ただ数に限りがある生モノなので、売り切れてなくなっている時もあった。
北九州に異動になると、そもそも置いていないスーパーが当たり前であったが、稀に見つけると買って帰った。
おきゅうといっても福岡市民以外はあまり馴染みがないだろうと思う。見た目はところてんと同じような感じだが、ところてんより、ちょっとざらっとした食感がある。それそのものにあまり味はなく、鰹節と醤油で食べる。ご飯のおかずにも酒の肴にもなる。
ところがここ何十年かおきゅうとを口にしていない。スーパーでもよく探してみてはいないが、置いてないようである。北九州だからだろうか。
昔は博多の朝ごはんには欠かせないものであり、スーパーのない時代にはおきゅうと売りが町を練り歩いていたそうだ。今や辛子明太子がその地位を奪った感がある。
おきゅうとはそれ自体はさほど旨いものでもないが、とにかく懐かしい味がする。今度真剣に探してみよう。
追記;恐るべしは現在の流通サービス。アマゾンでも楽天市場でもヤフーショッピングでも、おきゅうとが売っていた。あんな日持ちのしない、生モノを売っているとか信じられない。ただし量が多いか、少ない場合は運賃が高いか、である。やはりスーパーで探した方がよさそうだ。