見出し画像

プロ野球観戦

 昔のプロ野球はどこでも、そう広島であっても、巨人戦中心の放送で、ドラゴンズの試合経過は巨人戦のなかで、他球場の情報があるのをまつしかなかった。それだけ巨人=プロ野球だったのである。当時のロッテの監督だった金田正一がCMで「野球は巨人、ガムはロッテ」というくらい巨人は王様だった。
 余談だが、当時のプロ野球実況はバックネット裏からの画像で、投手は上の方におり、打者と審判の背中ばかりが見えていた。捕手は審判で見えにくかった。ついでにバックネットの網もぼやけて見えた。打者が打っても、どの方向にどのくらいの打球がいったかよくわからなかった。
 バックスクリーンからTV中継できるようになったのは、いつのことだっただろうか。いつの間にかこれが普通になったが、捕手のサインを盗まれるという理由で、なかなかバックスクリーンからの中継はGOサインが出なかったように記憶している。
 なにせ当時はサイン盗みは日常茶飯事で、バックスクリーンからライトや鏡を使って盗んだサインを伝達した疑惑が各球団あった。そのせいで乱数表なるものが出現し、試合時間が長くなった。乱数表とは、あ~説明するのが面倒臭い。申し訳ありませんが、プロ野球乱数表でググって下さい。
 余談のほうが長くなってしまった。今はプロ野球中継は有料チャンネルが増えたりしたこともあり、全球団がカネさえ払えば見れる。インターネットで一球速報も見ることができる。ドラゴンズが、落合監督のもと強かった頃は有料チャンネルに加入して毎日のように見ていた。今は無料のBSとかで、やってる時しか見れないが、負けのほうが多いので、あまり見ないようにしてる。でもTVがあれば、ついつい見ちゃうんだよね。
 地上波ではプロ野球は地元のチームの中継を中心にするようになった。巨人が普通のプロ野球の1チームになった。とはいえ巨人はやっぱり強いけどね。でも普通のチームになった感があるのは、スター選手がいなくなったせいだろうと思う。スター選手はみんなメジャーリーグにいってしまう。嬉しさ半分淋しさ半分といったところだろうか。
 だが新しいスター選手が次々と誕生していくのも楽しいものだ。ロッテの佐々木朗希は久々に大興奮した。これからもプロ野球が発展していくことを願わずにはいられない。

いいなと思ったら応援しよう!