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炎天下のスポーツはやめるべきだ

 中日ーヤクルト戦をTVで見た。久々の大勝で気分が良かった。翌日のデーゲームも勝ったが、TV中継はなかった。ナイトゲームで広島ー巨人戦をやっていたので何をすることもなかったので、ボーッと見ていた。
 違和感があった。田中広輔のホームランが、バンテリンドームなら2塁打だろうなあ、と思ったのもあったが、一番の違和感は選手たちの汗の量である。マウンドの投手、その日は玉村だった。大汗を搔いている。名前の通り玉のような汗であった。それと比べれば、前日投げた中日松葉はあまり汗を掻いていなかった。
 ドーム球場と屋根のない球場の違いである。バンテリンドームとマツダZOOMZOOMスタジアムの違いである。
 マツダスタジアムは暑いのである。それに比してバンテリンはエアコンが効いている。マツダドームは客もよく3時間も応援できるものである。客はまだしも、選手は動いているのだから、相当暑いだろう。
 今の異常気象の中、ドーム球場以外は、たとえナイトゲームでも地獄であろう。かといって全球団ドーム球場を作れ、という訳にもいかない。
 国連がもはや地球温暖化ではなく地球沸騰化であるといった。
 そんな時にスポーツを屋外でして、熱中症で死んでも誰が責任を取れるのか。
 今年も夏の甲子園大会が行われている。デーゲームである。客も溜まらんが、選手は地獄であろう。大阪ドームにせめて代えてはどうだろうか。場所は遠いけれど札幌ドームなんかいいぞ。日ハムが去ってから、経営が苦しいようなので、渡りに船ではないか。
 それだけではダメか。予選から代えないといけない。それどころか練習場所も炎天下の下でするのは最早ナンセンスである。
 もう夏の大会は終わりにするべき時が来たのかもしれない。死者が出てからでは遅い。春の大会だけでいいではないか。それに異論があるのであれば、練習場所から高野連や各高校は考えてやらねばならないと考えるが如何か。
 これは何も野球に限ったことではない。アウトドアスポーツ全般にいえることである。サッカーもラグビーも、陸上も。それぞれ考えるべきである。


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