見出し画像

血が足りない

 7年ほど前、調子が優れず、病院に行っても町医者は当てにならず、献血でもしてみようと思った。それで異常が出れば、改めて病院に行ける。
 検査の結果は何も悪い事はなく、400mℓ血を抜かれただけであった。献血ルームはジュース飲み放題で、リクライニングで、なかなか快適であったが、思いのほか注射の針が太くて、ちょっと戸惑った。
 以来、献血はしていない。のちに病気が見つかったからである。バセドウ病であった。普通の血液検査では甲状腺の値など見ないようだ。
 それから3年、うつ病も発症して、多分一生献血とは縁がないな、と思う次第である。
 血が足りないらしい。少子高齢化が進んで、献血可能者が少なくなっているのだ。献血できる若者は、是非参加して頂きたいものである。いっそのこと献血を義務化させる法律を作ってはどうかとも思うが、人それぞれあるからなあ、ちょっと難しいか。昔は売血といって血を買っていたそうだ。   400mℓ1200円なんだそうだ。1960年代だから、結構な小遣い稼ぎにはなる。
 いずれにしろ身近にかかわることだけに深刻な問題である。年金問題、介護問題、今の若者は負担が多くて可哀想だ。
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?