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ウルトラマン
先日本当に久しぶりに映画館に映画を見にいった。「シンウルトラマン」である。出だしでウルトラQのマンモスフラワーやゴメスが出てきたのは嬉しかった。全体的に元ネタをリスペクトした作りになっており、面白い映画であった。ゾフィーの立ち位置の違いにも納得がいった。メフィラス星人とゼットンがエバンゲリオンぽかったのが笑えた。
これ以上書くとネタバレになるので書かないが、ウルトラマン好きには是非見た方がいいと思う。今度はシン仮面ライダーだそうだ。宣伝にはやたら浜辺美波の可愛い顔ばかりが印象的であったが、これはまさにリアル世代なので、見にいきたいと思う。
さてウルトラマンであるが、甥っ子が大のウルトラマン好きで、多分親父の影響だと思うのだが、(ちなみに親父は僕の高校時代の同級生である)将来ウルトラマンを作るのが小さい頃からの夢だったらしい。
そのため東京の大学へ行き、大学在学中から、円谷プロに何とかツテを見つけ出して、在学中からアルバイトとして働かせてもらっていた。大学卒業後もそのままアルバイト待遇でこき使われているようだが、一応夢は叶ったといっていい。今やっているウルトラマン何とかの終りの歌のテロップに名前がしっかり載っているのだから大したものである。
ただ親としてはちゃんと厚生年金のある正社員への登用か、それが駄目なら正社員として採用してくれる会社で働いてほしいところであろう。ウルトラマンの裏方やってて、自立することができるのであれば、それはそれで、いいとは思うが、どうなんだろう。どうやら今でも仕送りを少しだがしているらしい。東京は物価も高いしなあ。
まあでも自分の夢を追いかけて叶うなんてことは、なかなかない話ではあるので、それはそれで立派なものと褒めてやってもいい。親の気持ちはわかるけど。
これから先の日本は正社員がどうのという今までの社会とは違ってきている。終身雇用はなくなるなど雇用形態が変わってきている。正社員に拘る必要はない。ただし自分で事業を起こすか、自分を高く売れるようにするかが、ポイントではあろう。
自分で円谷プロへの道を切り開いた彼だから、きっとこれから先、逞しく生きていってくれるとは思う。