アテローム
背中にアテローム(粉瘤)ができたので、近くの皮膚科へ行った。そしたら「うちではできません」といわれた。ネットで調べたら、アテロームは皮膚科って書いてあったのになあ。
応急処置として抗生物質を患部に塗って消毒の濡れガーゼを当てて、またその上に乾いたガーゼを当ててくれた。
そして城野にある総合病院の形成外科へ紹介状を書いて貰い、そこへ行ってくれ、といわれた。何で城野?もっと近くに総合病院ならあるじゃあないか。そう思ったが、おそらくこの病院と提携しているのだろう。
そういう訳で、朝7時に家を出て、南小倉駅までバスで行き、そこからJRに乗った。そしたら7時半には着いたので、1時間待つ羽目になった。それから自分の順番が来るまでが長かった。約2時間くらい待たされてやっと順番が来たかと思ったら、貼っていたガーゼを剥がして、患部を見たかと思うと、すぐにエコーをとりましょうということになり、また待たされた。
それからまたまた先生の診察まで待って、やっと順番が来る。
「抗生物質を塗って1ヶ月もたてば、ひっこむでしょう」
といわれた。それじゃあ先に行った皮膚科と同じじゃないか。僕としてはアテロームの芯から取り除いて欲しかったのに。綺麗に引っ込むのであれば、別に文句はないが、以前同じような所にアテロームが出来た時は、皮膚が破けて、臭い膿がしばらくドロドロ出てきたので、そうはならないように今回は病院に行ったというのに、馬鹿馬鹿しい。
「手術の予約をとっておきましょうか」
不満そうな僕に医者がそういったので、1か月後に手術をすることにした。勿論それまでにアテロームが引っ込んでしまえば、もう行くつもりはない。医者は処方箋を書こうとしたが、結局、聞けば、皮膚科で貰った奴と同じである。僕は「あるからいらない」と答えた。
おまけにガーゼを剥がしておいて、新しいガーゼに取り替えようともしてくれない。ちょっと憤懣やるかたない。
後で妻に患部を診てもらい感想を聞けば、たいした瘤でもなさそうである。1人で騒いでいただけのことだったのだろうか。妻に写真を撮ってもらい、自分で観察した。赤く腫れあがっていた。大きさは大したことはない。まあ手術日になる前までにどうなるか観察しておこう。
読者の皆様にはお見苦しいものをお見せした。お詫びいたします。