遊園地
僕にとって最初の遊園地は「だざいふえん」だった。母親の実家が都府楼にあって近く、なぜか幼稚園の遠足でも行った記憶がある。40数年前に、大人になっていってみたら、なんて狭い小さな遊園地だったな、と思った。大きく見えた人形の像も小さく、ボート遊びができる池も狭く、ジェットコースターはチャチだった。
2番目に行った遊園地は広島のナタリーというところだった。小学校の高学年だったので、とても楽しくて帰るのを忘れるくらい面白かった。だがバブル崩壊後、客足が減って潰れて、今はマンションが立ち並ぶ状態になっているらしい。
3番目に行った遊園地は?城島後楽園だったろうか。三井グリーンランドだったかもしれない。うっすらとしか覚えてないが、大学の仲間といったような記憶がある。
北九州に移り住んでからは、スペースワールドだ。大学の友人で、北九州に住んでいたS君と初めていった。結構楽しかった。ブラックホールはディズニーランドのスペースマウンテンみたいで、フリーフォールも楽しかった。まだできてそれほど経ってない頃だったので、施設も綺麗だった。
結婚して子供ができたら、タダ券がもらえた時期があったので、かなりの回数いった。小さい子供向けの遊び場もあって充実していた。子供の背がジェットコースターに乗れるくらいまで成長すると、全部制覇すると、一緒に乗ったこともあった。そのスペースワールドもついに閉館してしまった。今年の4月にバカでかいアウトレットの商業施設ができるらしい。
かしいかえんも閉館してしまった。いったことはないけど。遊園地には不景気の波がおしよせている。
コロナのせいもあるかもしれない。人が集まるところはなかなか厳しいご時世だ。施設の更新も結構カネがかかる。
遊園地が盛んな時期というのは景気がいいということなのだろう。そう考えればいい時代に青春を過ごしたな、といえるかもしれない。
どうかコロナが落ち着いて、今の若者たちにも楽しい思い出が作れますようにと願わずにはいられない。