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和気藹々
仕事の夢をよく見る。だいたい新店のオープン準備の夢を見ることが多い。何処の店かはわからない。先輩がいる。後輩がいる。同輩もいる。えらい人もいる。和気藹々と作業をしている。
次に多いのがアメリカへ視察に行った時の夢だ。アメリカなのだろうが、何処かわからない。飛行機の中にいることもある。和気藹々としている。
昔の会社はよかったなあと感じる。みんなに余裕があり、楽しんで仕事をしていた。ノルマにおわれることもなく、和気藹々と過ごしていた。
勿論そういったハッピーなことばかりでもなかったけれど、バブル期で意気軒昴だった。数字に追われることもなかった。数字は後からついてきた。
その頃を憶えている世代の者たちは、会社が新しい体制になると、次々と辞めていった。我慢して頑張る人もいたけれど、僕みたいに病んでしまった者も多くいた。
現状、薬のおかげで調子はいい。ただし激しい運動はどうやら無理なようだ。歩くのが一番いいらしい。季節も秋になってきたので、歩く機会を増やそうと思う。そして妻と一緒にあちこち旅行に行こうと考えている。それこそ和気藹々に。