富士登山
息子は学生時代、友達数人と富士山に登った。自分が率先して計画を立て、実行したらしい。その記憶が今も素晴らしい思い出としてあるようで、ことあるごとに富士山にまた登りたいという。
しかしそれは病気が発症する前の話であるので、今は頂上までいけるものやら心配である。ましてやこちらも老体に鞭打って、頂上まで付き合って、ご来光を拝むのは、ちょっと厳しい。
学生時代の友達ともう一度、行けばいいじゃないかといっても皆チリジリに分かれて仕事をしたりしているので、足並みは揃わないだろう。
家族で行くのなら、せいぜいはとバスに乗って5合目までいって、富士山を拝むくらいしかできない。
10年位前ならホイホイ一緒に登れたと思うのだが、今や体力が無くなって、こっちも病気なので、不可能である。
そういえば息子が小学生の時、家族で九重山に登ったなあ。あの頃は皆元気だった。もっと遡れば、近所の小文字山から足立山、戸ノ上山にも登ったなあ。なかなか険しい山だった。懐かしい。あの頃僕も妻も若かった。
そういう訳で、家族で登るのはNGなので、一緒に登ってくれる友達か彼女でも作るしかなかろう。もう君たちの時代なのだ。年寄は付いていけない。